日韓コンビが躍動するオ-ストリア王者相手にミッションクリア
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あの日あの時は■2017年8月2日UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦2ndレグHNKリエカ対レッドブル·ザルツブルク
前年ユーゴスラヴィア時代も含めてクラブ創設以来、初の国内制覇。カップ戦も優勝して二冠を達成。クロアチア王者としてCL予選は二回戦から出場。ウェールズ王者ザ·ニュー·セインツを二試合合計7-1と軽く一蹴。三回戦ではオーストリア王者レッドブル·ザルツブルク。
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’15年の冬の移籍市場で南野拓実:Takumi Minamino【1995年1月16日生】が加入してからは国内三連覇。二回戦のマルタ王者ヒバーニアンズ戦ではシーズン初得点を決めていた。アウェーでの初戦はマリオ·ガヴラノヴィッチ:Mario Gavranovic【1989年11月24日生】が右クロスに頭から飛び込み先制。後半にファン·ヒチャン:黄喜燦:Hwang Hee-Chan【1996年1月26日生】のゴールで追いつかれて結果はドローでも上出来。ホームでの第二戦はツートップから4-2-3-1に布陣を変えてきた。注目は左右の両サイドハーフ。ウィーン出身のアレクサンダー·ゴルゴン:Alexandra Gorgon【1988年10月28日生】は前年リエカに移籍するまでは、アウストリア·ユースからの生え抜きでウィーン一筋。’10年にトップデビューして12月に初対戦後以降、宿敵のザルツブルクとは覇権を賭けて、幾度となく顔をあわせてきた。右サイドには元ボスニア·ヘルツェゴヴィナ代表ゾラン·クヴルヴィッチ:Zoran Kvrzic【1988年8月7日生】。’14年カントリダでのELセビージャ戦で逆転ゴールを決めたインパクトは強い。この試合はロスタイムに追いつかれてのドローで終った。
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ザルツブルクは南野がスタメン出場。後半36分に途中交代したものの結局チームは最後までゴールマウスを抉じ開けられず。難敵相手にアウェーゴール差でプレーオフ進出を決めたリエカ。しかしプレーオフではギリシャのオリンピアコスに完敗してしまい前述のELグループステージへ。今でこそフォ-マットを変更したが、以前はグル-プステ-ジより予選のほうがスリルがあるぶん楽しめた。
下写真のクヴルヴィッチは昨季リュブリャナでのUEFAカンファレンスリーグの試合を撮影。現在は三十七歳ながら母国のボラツ·バニャ·ルカで現役を続けている。
その試合の二日後ルエヴィツァでは首位リエカがディナモ·ザグレブに完勝。スロベニア代表のデヤン·ペトロヴィッチ:Dejan Petrovič【1998年1月12日生】とリンドン·セラヒ:Lindon Selahi【1999年2月26日生】の中盤コンビが巧く機能した。セラヒはベルギ-出身のアルバニア代表。今季はエクストラクラサのヴィジェフ·ウッチに。これまて欧州で日本人と韓国人が同じクラブでプレ-してきた中でもザルツブルクの南野とヒチャンは最も息のあった名コンビだった。
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