ごあいさつ
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2015年から、この『サッカルチャー』に寄稿してきた。
来年還暦を迎えるのだから残りの人生をまとめる時期がきたのか。今更新しいことに挑むバイタリティーはないが、続けられる限りは欧州を旅したいし、出来なくなれば潔く棺桶に入りたい。
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思いついたことを誤字脱字気にせず、勢いだけでだらだらと書いてきたコラムを、あらためて写真8枚セレクト、テキストのボリュームも均一に、人様に読んでいただいて恥ずかしくないようなものにリライトして後世に遺す。
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毎回統一感をもたせるキーワードは、かわらず拘りの『スタジアム』に。
タイトルは、Foot ball Drunker visiting ●●●とした。フットボール中毒と酒好きの酔っぱらいを重ねた造語なのだが、自分にハマッた気がしている。
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基本アルコールが入っていれば何でも飲むが、蹴球に欠かせないのはやはり麦酒。本場ドイツは北から南まで多様な銘柄が存在する。しかし現地でジョッキに注いでもらいその旨さに絶句したのはチェコ。
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久しぶりのプラハでトラムに乗ると、代表チームの面々が広告に。Mini LED 液晶テレビ開発で日本でもその名前が聞かれる中国の総合家電メーカー『TCL』がチェコ代表のプレミアムバートナー企業になったことをアピール。
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今回取り上げるFK Dukla Pragueの本拠地。ユリスカ:Juliskaはデイビツェにある8,150人収容の多目的スタジアム 、座席の大半が山側を削った急勾配のメインスタンドに偏るユニークな構造。撮影当時は1部だったが2019年からフォトバロヴァー・ナーロドニー・リガ(2部)を抜け出せないでいる。