Foot ball Drunker〔175〕visiting『Stade Roi Baudouin』ブリュッセル / ベルギ-

2003年に世界の写真家トップ7に選ばれ英王立写真協会創立150周年を記念するメダルを受章。’07年米国写真版アカデミー賞のルーシー·アワードではビジョナリー賞(日本人初)。’13年には芸術写真発祥の国フランス·パリのロダン美術館にて撮影した作品中心の『人間ロダン』展を都内で開催している。

1964年に二ュ-ヨ-クでは草間彌生氏を被写体に作品を制作。下写真、細江氏の後ろで進行を務めるのが22年前の筆者。この写真は取材していただいた株式会社JDNのサイト/登竜門から拝借した。


◆◆◆◆ ©JDN

このご縁で暫くの間Japan Design Netに連載を寄稿することになり海外の訪問先でも積極的に写真を撮影するように。後日式典で草間氏が近づき難いオ-ラを放つ中、隣に腰掛け気さくに会話する細江先生に助けられた。「ヨコザワくんはコレモって!」 撮影に同行した際、いきなり扱ったことのない丸レフ板を手渡されたのも良き思い出。

現在自分が撮影するのはサッカ-関連のみ。+芸能プロダクションを当サイト運営から紹介され綺麗なお嬢さん達を撮る流れも続けてはいる。世界の超一流を目の前にしていたからか、自分が芸術性の高い作品を撮りたいとはこれっぽちも思わない。生前、細江先生にスピ-チをお願いすると、同じものを複数作れるよう技術を磨くのが職人、唯一無二を生み出すのが芸術家と語られた。芸術への興味は薄れ、職人にはほど遠いが11月もおんぼろの一眼のみを携えてパリ、ブリュッセル、ロンドン等欧州を巡る。[第175話了] 


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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:るん