112〗Stade de Letzigrund / チェーリッヒ

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おそるべしはGoogleレンズ 写真を送れば何処にいるのかが、ばれてしまうのか

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昨年ベルンからチュ-リッヒまでの移動。間もなく到着の気配に目を覚ます。車窓から市内を撮影してみると何となく見覚えのある風景。以前来たはずなのだが、どのあたりかが思い出せない。そこでスクリーンショット+Googleレンズを起動する。すると「この画像は、スイス最大の都市であるチューリッヒの街並みを捉えたものです」と表示されたから感心する。中々にやるなGoogle。

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手前の黄色い壁面がホテル·ツーリ バイ·ファスビントの建物。ハインリヒ通りを挟んで対面にはスポーツアカデミー。奥にはWestsideの文字も読める。
チューリッヒ中央駅から北西側の再開発地区まで解ればgoogleマップ検索でピンポイント。ここからもう一本リマト川よりのリンマ-ト通りに面したハウス·コンストルクティヴ現代美術館までは歩いて五分の距離。十五分程西側のチューリッヒデザイン美術館にまで歩いたのを思い出した。

スイスで盗まれた名画はセルビアにある なぜ自分が豚だと気づかず真珠を奪うのか

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カバーの写真は東京乃木坂の国立新美術館で2018年の年明けに撮影。スイスの実業家エミール·ゲオルグ·ビュールレ:Emil Georg Bührle【1890年8月31日生-1956年11月26日没】の貴重なコレクションが日本で公開された。現在はチューリヒ美術館に保管されているが、15年までは故人の邸宅別棟を改装した美術館に展示されていた。建物が閉館され、作品が移管される切っ掛けは2008年の2月10日。
印象派の名画計四点が白昼強盗に盗まれその被害総額は約百七十五億円。スイス国内では過去最大、欧州を見ても最大級の大規模な美術品盗難事件に。前週にもチューリヒ近郊のシードアム·クルトゥルツェントルム:Seedamm-Kulturzentrum美術館でパブロ·ピカソ:Pablo Picasso【1881年10月25日生-1973年4月8日没】の作品が盗まれたばかり。
ドイツのハノーファーにあるシュプレンゲル:Sprengel美術館から貸与されていた作品だから洒落にならない。それもこれも美術館と外国人居住者の多いスイスならではといったところ。犯人三名の一人はロシア·東欧系=スラブ訛りがドイツ語から感じられたらしい。この手の犯人は素人のあんぽんたんだから、芸術品を換金できず、ポイ捨てしまうので見つかるか廃棄されるかがお決まりのパターン。豚が首に真珠の首輪をつけて何がしたいのか。作品は無事回収された後日本でも公開されており犯人は二年後ベオグラードなどで逮捕されたからコナンくんの出番もないまま解決。ピカソ作品も二年半後セルビアで回収されている。よく目にする治安の良い国ランキングでスイスが日本よりも上だったりするが鵜呑みにするべきではない。
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事件が発生して四ヶ月後、オーストリアとスイス共催による十三回目のUEFA欧州選手権が開催された。開幕直前に降り立ったチューリッヒ国際空港をカメラに収めたのがこの写真。オフィシャルスポンサーのMasterCardが大会の公式決済システムを提供。実は欧州におけるブランド戦略を転換。大会期間中は、従来のクレジットブランドではなくデビットカードブランド『Maestro』のマーケティング強化に費やし、スイスとオーストリア両国ででカード保有者向けのキャンペーンや、特別なデザインカードを発行して人気を博した。二十年間を振り返るならば欧州を旅する中で前述のgoogle各種機能サ-ビスと共に「これは便利」と感じたのがデビットカ-ドの存在。五年後の’14年に三菱東京UFJ銀行がメガバンクとして初めてビザデビットの発行に着手したから日本は後発。現在もまだデビットはNGの表記を目にするが、欧州では2010年代には磁気ストライプからICチップ付きのVisa/Mastercardデビットへと急速に移行しているので日本で発行されたデビットカードが店舗やATM使えなかった事は一度もない。
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