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2004-05シーズンには三部リーグから2部に昇格、 翌2005-06シーズンには二部から一部に。2007年シーズンにはプレーオフで勝利し遂にシュペルリガまで最短で急上昇。
UEFA基準を満たすべく2010年には反対側に、目にも鮮やかな青黄のシートが増設され現在の姿に。正直眺めを堪能するだけなら、以前のほうが各段に素晴らしく残念に思うのは所詮筆者が異邦人だからか。地元住民には日常目にする別段珍しくもない光景なのだろう。
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カバー写真はドルマバフチェ宮殿のチケット。22年3月29日ロシアとウクライナの両国和平代表団をこの宮殿に招いたエルドアン大統領に世界が注目した。
ハンガリー代表のケヴィン·ヴァルガ:Kevin Varga【1996年3月30日生】をデブレツェンから獲得したのは2020年。39試合出場で4G4A。特筆されるのは32節21年4月4日ベシクタシュをエルドアンに迎えての試合。共にトルコ国旗をエンブレムに入れることを許されたクラブながら実力差は歴然。しかし前半19分の先制点をアシスト。この虎の子の1点を全員で守りきり14位のカスムパシャが首位の黒鷲から大金星。ヴァルガは現在ルーマニアのシェプシOSKスフ·ゲオルゲでプレーしている。
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ベシクタシュのエースストライカーとして2011年から君臨したムスタファ·ペクテメク:Mustafa Pektemek【1988年8月11日生】。
トルコ代表としても活躍したペクテメク30歳が二年契約でサインしたのは2019年。前半戦18試合に出場し3ゴール1アシストを記録したペクテメクを年明け20年アランヤスポルにあっさり売却。それでは現在ベシクタシュのエースは誰なのか、24歳のジャクソン·ミュレカ:Jackson Muleka【1999年10月4日】は近年カスムパシャで最もブレークした外国人(コンゴ代表)。2022年2月にスタンダール·リエージュから貸し出されると14試合で12ゴール5アシスト。圧巻は34節4月25日、ベシュクタシュとのアウェー戦では2ゴールを奪い0-3の完勝。シーズン終了後ベシュクタシュフロントが獲得に動かざるにはいられない。
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さてアジア杯同様、コートジボワールでのアフリカネイションズ杯も連日熱い戦いが繰り広げられる。前回はエジプトをPK戦で下したセネガル代表が嬉しい初優勝。カメルーンのヤウンデで歓喜したのは’22年2月6日。そしてワールド杯カタール大会アフリカ最終予選での3月29日再戦もPK戦。二大会連続の本戦出場を決めたのはセネガル。会場は5万人収容のセネガル·スタジアム。
前月の落成式の主役は、2018年にリベリア大統領に就任したジョージ·ウェア:George Weah【1966年10月1日生】氏·····ではなくトルコのエルドアン大統領。なせわならばこのスタジアムを建設したのはトルコのスンマ:Summa社。他にもダカール国際会議場やダカールアリーナなどの大規模施設は同社の仕事。ちなみに式典ではFIFA会長がスンマ関係者にトルコ語で謝意を述べていたらしい。
エルドアン氏は首相時代からアフリカ支援に前向きで2008年からはイスタンブールにおいて「トルコ・アフリカ協力サミット」と題し首脳会談を定期開催。’22年には3回目を迎え次回は’26年にアフリカで開催される予定。