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ミシュコルツ出身で’05年デブレツェニVCSのユースに。’14年5月デンマーク代表との親善試合でA代表デビュー。同年10月のUEFA欧州選手権予選はフェロー諸島戦のみの出場ながら、’16年本選のメンバーに選ばれグループステージのポルトガル戦には出場している。35歳の現在は、三部のデブレツェニEACでプレ-。
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UEFAネイションズリ-グで中断していたネムゼティ·バイノクシャーグIも今週末再開。ここまで2勝2敗1分とスタ-トで躓いたのは否めない。それでも8月末のザラエゲルセギTE FC戦はナジェルデイで3-1の逆勝利。37歳主将のジュジャークが1G1Aと牽引して連敗から抜け出した。PKで同点に追い付くとジュジャークからのクロスを左足で決めたフェレンツィ·ヤーノシュ:Ferenczi János【1991年4月3日】の背番号は11でもポジションは左サイドバック。2019年9月のモンテネグロ戦でのA代表デビューも先輩ミハーイとの交代で同ポジションに。前から後ろまでこなす左サイドのスペシャリストは地元デブレツェン出身でクラブの生え抜き。昨年6月の欧州選手権予選リトアニア戦で四年ぶりの代表返り咲き。33歳になっても剛脚健在をアピ-ルした。
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デブレツェニの選手が、リオネル·メッシ:Lionel Messi:【1987年6月24日生】を抑えてFIFAプスカシュ賞を獲得したのは創設十年目=2019年の快挙。最も華麗なゴールに選ばれたのは2月16日、フェレンツバロシュ戦。1-1で残り9分迎えた左サイドからのクロスに合わせたバイシクル。この決勝点は、当時18歳のジョーリ·ダーニエル:Dániel Zsóri【2000年10月14日生】のプロ初ゴールだったから欧州が驚いた。この写真は半年後に撮影。現在はルーマニア一部のUTAアラドに所属しているがルーマニア のオラデア出身の二重国籍。伸び悩んでおりA代表には程遠い現状。
また今季モンテネグロから新たに加わった瀬長直亮:Naoaki Senaga【1998年7月19日】もトップチ-ムでベンチを温める状況が続いており、ここは我慢のしどころ。
2022年夏にシンガポールのタワーマンションに住んでいると噂された本田が一昨日アルビレックスシンガポ-ルの練習に参加したとクラブのSNSが発信。先月ブ-タンのクラブでの一試合限定出場を英国メディアは驚きの反応で報じていたが、現役に拘り続ければ何時の日かジュジャークとピッチ上で対峙しリベンジ(?)が実現するやもしれない。[第171話了]
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文/撮影:横澤悦孝 モデル:桐嶋しずく