マンチェスター・シティが揺れている。同チームに所属しているモンテネグロ代表FWのステヴァン・ヨヴェティッチがマヌエル・ペジェグリーニ監督を公然と批判したのである。
チャンピオンズリーグ決勝トーナメントに向けた最終の登録に際し、ペジェグリーニ監督はヨヴェティッチを外し、スォンジー・シティから加入したばかりのウィルフリード・ボニーをメンバーに入れたのである。
これにヨヴェティッチが激怒、今夏での移籍もほのめかし、監督を公式に批判している。
特にコメントで『CLに出場する為に』マン・シティに来たと発言していることからも、CLに出られない以上、既に彼の心はシティにはなく、以前からも他クラブから関心を寄せられているだけに、今夏での彼の移籍はもはや避けられそうにない。
豊富な戦力を抱える故に起こった事件とも言えるが、同時にペジェグリーニ監督と選手達の間に亀裂が出来ている現われであるとも言えるだろう。
選手とのコミュニケーションが上手くいっていない結果、意思の疎通や選手へのバックアップなどが機能しなくなっている。
ペジェグリーニが監督に就任して後、チームはいいところまでいくものの、最後で躓くという形で結果を出せていない上、チャンピオンズリーグでも結果を出しているとは言い難い。
今シーズンもチェルシーにジリジリと差をつけられつつあり、優勝に黄色信号がともりつつある。
このままでは、ペジェグリーニによる政権はそろそろ危ないといわざるを得ない。