代表キャップ数は歴代最多 感動と歓喜に包まれた巨星の幕引き
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第49話はアンデルレヒトの本拠地ロトパーク。ベルギーの国営宝くじ企業Loterie Nationaleとネーミングライツを契約を結んだのは2019年。昨季最終戦ではヤン·フェルトンゲン:Jan Vertonghen【1987年4月24日生】の引退セレモニーが行われており場内は暖かい拍手と歓声に包まれた。
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場内に設置された純白のイーゼルが五脚。にすると代表も含め過去に袖を通したユニフォームが額装され展示される演出。その背番号は実際に背負った数字ではなく出場試合数が記されている。昨季UEFAヨーロッパリーグEL決勝で赤い悪魔を下して、十七年ぶりのタイトルを獲得したトッテナムが最多の315、ベルギー代表は157、アヤックスの220、アンデルレヒトの80、そして中央には2020年8月からプレーしたベンフィカの89がセッティングされた。イギリス/オランダ/ベルギー/ポルトガルと各国の首都に本拠地を構える名門のエンブレムが並ぶのはなかなか貴重な光景。昨季ELベスト16止まりのアヤックス ELノックアウトフェーズ プレーオフで散ったアンデルレヒト、そしてスパーズを含め何れもELが主戦場になってしまったのは不本意なクラブ。それに比べるとバルサとのイベリア半島対決に敗れて八強入りこそ逃したもののUEFAチャンピオンズリーグを堂々勝ち抜いてCLベスト16だからセンターも当然とベンフィカサポーターは胸を張れるというもの。
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ピッチサイドは却下されても自明の理
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そのベンフィカがノックアウトフェーズ·プレーオフでASモナコと対戦した試合の撮影許可証とビブス。実はポルトガルで記者席の申請ならば断られることはないと思って間違いない。それに比べピッチサイドでの撮影は結構厳しい。普通に考えてみれば当たり前のことで、簡単にピッチ内へと乱入できる場所にそれこそ頭のいかれた人間を入れて乱入や妨害など試合の進行を妨げられようものなら広報責任者のクビがとぶ。
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実際のところ機材を持ち込む際プレスに関してはセキュリティチェックが免除されている。従って許可が降りないケースもあるのは当然の成り行き。
最近印象に残ったのはオランダスポーツジャーナリスト協会からの一文。昨年はオランダ代表チームのすべてのメディア認証の調整を任されており「認定手続きでは対戦する両国のメディアが優先されます。」と記されており、これは非常に親切。ピッチサイドで撮影できるフォトグラファーの人数は予め制限されており資格を満たしても却下されることもある。まずは対戦国でその次ぎが欧州各国 その下のに最下層に位置する日本人が入れなくて当然。これを人種差別だと騒ぎ立てたら笑い者。それこそ日本の恥である。
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コンパニ二世は ユ-ス加入前からフル代表の逸材
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あの日あの時は■2013年12月7日のRSCアンデルレヒト対ワースランド·ベフェレン戦。クレジットカードで25€を支払いチケットを購入できたこの日は、二万二千五百人収容のスタジアムに一万九千五百人とまあまあの入り。思いのほか、高額な気もしたが氏名が表記されていたので、これはこれで記念になる。無邪気に喜んでいた この頃は五年後ピッチサイドにいるなどとは思いもしない。マッチデープログラム表紙はユースから昇格したばかりの十八歳のシャンセル·ムベンバ:Chancel Mbemba【1994年8月8日生】。
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