ミニョレの現在の出来に不満を抱いているといわれているリバプールのブレンダン・ロジャーズ監督。
つい先日も、現在フリーになっている元バルセロナのヴィトール・バルテズ獲得に乗り出していたが(こちらは残念ながら話が流れてしまった)、ここに来てブラジルワールドカップで一気に名を上げたマラガのメキシコ代表GK、ギジェルモ・オチョアの獲得に興味を持っているようだ。
既にチームはオチョアの代理人と交渉を開始しており、個人間での移籍は同意に至っているという。
マラガ側もオチョア放出に前向きということで、移籍金500万ポンド前後での決着で片が着きそうだ。
今シーズン、20011年から所属していたアジャクシオからマラガへ移籍、3年契約を結んでいたオチョアだったが、リーガ・エスパニョーラ第10節を終えた時点で未だ出場機会を得られていなかった。
それも移籍を決めた要因の一つと言えるのではないだろうか?
選手にとって、特に代表に名を連ねる選手にとって試合に出る機会と言うのは何よりも重要である。
ましてやゴールキーパーは一人しか試合に出られないことを考えると、ベンチを暖めるよりは試合に出る機会を模索するのは当然と言える。
また、リバプールはまだチャンピオンズリーグのノックアウトラウンドへの進出もまだわずかながら狙える位置に居り、仮に3位に終わったとしてもヨーローッパリーグ出場の可能性もある。
オチョアとしても、ワールドカップでの活躍はフロックではなかったと世界に知らしめるいい機会になる。
ミニョレにとっても、ワールドクラスの同僚の出現は大いに刺激となるはずだ。
お互い切磋琢磨してその能力を大いに伸ばして欲しい。その為にも、今冬の移籍市場でこの移籍が成立することを強く望みたい。