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今夏の移籍評価 マンチェスター・シティ編

 今夏はさほど派手な動きを見せていないマンチェスター・シティ。噂されていたヤヤ・トゥーレの移籍もなく、手薄なところを適宜埋めていく形での補強に努めたという印象である。今季のチャンピオンズリーグも激戦区であるグループEとなる不運に見舞わているが、現状の陣容を見るに突破は充分に可能なのではないだろうか?

 今夏の移籍の目玉はFCポルトから獲得したフランス代表CBのマンガラであろう。188センチの長身と黒人特有のしなやかなボディバランスでボールを奪取、攻撃に転じることができる選手だけに、後方からのビルドアップの点でも非常に効果的な補強と言える。デミチェリスの座を奪い取れればチームの守備力、攻撃力は大幅に上がりそうだ。
また、右サイドバックにアーセナルを自由契約になったサニャを獲得、ディフェンシブハーフにFCポルトからフェルナンドを獲得しており、昨季以上に隙のない陣容に仕上げられてきている。

 一方でネグレドをバレンシアへレンタルで放出したほか、ハビ・ガルシア、バリー、レスコットといったベテラン勢を放出、若手もレンタルで外へ経験をつませるべく移籍させており、将来へ向けての投資も兼ねたFFP対策も立ててきている様だ。
 ただ、マンガラの加入でセンターバックの保有数が5人となっており、将来の軸になり得る能力を持っていると思われるナスタシッチのレンタルもあるのでは、と思ったのですが、残留となったのは少々意外だった。将来を考えるならば、レンタルで経験を積ませるのもありだと思うのだが……以前から「選手が多すぎる」とこぼしていたペジェグリーニ監督らしからぬ決断だが、考えてみればクリスマス休暇すらないプレミアリーグの日程を考えてみると、残留させる意味はあるのかもしれない。少数精鋭を旨とするペジェグリーノ監督らしい補強と言えるので、個人的にはB+という評価を与えたい。