ユヴェントスは、今冬にヴィダルを放出することになるかもしれない。これは金銭的な問題ではなく、チームの規律を守るためのものであるようだが。
チームの主力ではあるものの、プライベート面でのトラブルが多いビダルに、ユヴェントスの首脳陣の堪忍袋の緒が切れた、というのが真相のようで、移籍する先はマンチェスター・ユナイテッドになりそうとのことである。
ユヴェントスは今年の夏の市場でも再三にわたりビダルを獲得しようと交渉を続けていたが、ユヴェントス側が残留を強く希望したために流れたという過去がある。
しかし、未だにビダルに対するオファーを画策しているようで、昨冬に獲得したばかりのフアン・マタを交換選手としてリストアップした上、移籍金で2750万ポンドを提示しているとの噂もあり、主力とはいえ問題児でもあるビダル残留とを天秤にかけた結果、移籍に首肯するのではないか、といわれている。
ここまで大型補強を敢行しているものの、守備面での補強はいまいち効果が出ているとは言いがたく、怪我人も続出してスタメン選びにも四苦八苦している現状を鑑みるに、この冬の移籍市場でも大枚をばら撒き、選手をトレードに出してでも更なる選手補強に動くのは確実とみられているだけに、この移籍の噂もあながち嘘であるとは言い難い。
ユベントス自体もマタの獲得に乗り出している、という報道も出ており、ビダルの放出は無しでマタを獲得するという手も有り得るだけに、ユナイテッドフロントの手腕が問われることになりそうだ。
果たして、今年の冬でどれだけの資金や選手が動くのかに注目したい。