―――やっぱり個性的なドリブラーなんですね!
(葛馬)「はい、最近は特に乾選手ですね。この前の代表戦(6月7日のシリア戦)でも凄く面白いプレーをしていたので楽しく観ていました。」
―――そんな乾選手。所属するエイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督からは、「お前は俺の指示を聞くな」と言わているそうです。
(葛馬)「え?(笑)自由を与えられている、という事ですか?」
―――「日本人は監督の指示をそのまま忠実に遂行できるけれど、従順過ぎる」、と。「特にボールを持ったら俺の指示など聞かないで自分のサッカーをプレーしろ!姑のように口酸っぱく言い過ぎて疲れたよ」、と。
(葛馬)「あはは(笑)。でも良い監督さんですね。」
―――葛馬選手は監督の指示はちゃんと守っていくタイプですか?
(葛馬)「う~ん、まあまあですかね?『言われた事はやらないと』、とは思ってますけどね(笑)。でも田渕(径二)監督も『仕掛けるところは自分で行け!』と言ってくれてるんで。」
―――ちなみに普段はサッカー観戦などはされますか?
(葛馬)「大好きです。特にアンジュにいた頃はサンフレッチェ広島をよく観ていました。」
―――2012年から4年間で3回のJ1リーグ優勝。超・黄金期でしたもんね!
(葛馬)「そうなんですよ。自分の働いていた会社がサンフレのスポンサーだったので、指定席のチケットを無料で貰えました。スタジアムへ行くバスが生活ルートの近くにあって、バスで15分くらいの距離なので、何度も観戦に行っていました。ハリマへ来てからはなかなか行けてないですね。でも最近だと、セレッソ大阪と川崎フロンターレの試合(4月30日、結果は2-0でC大阪が勝利)を大阪まで観に行きました。」
【シーズン中の移籍】アンジュヴィオレ広島→ASハリマアルビオン
葛馬は藤枝順心高等学校を卒業した2012年、地元・広島に帰郷。ちょうどその頃、地元で産声をあげたアンジュヴィオレ広島に加入。チーム発足初年度からエースとして活躍し、新興クラブをなでしこリーグ2部にまで昇格させる原動力として活躍して来た。
しかし、2016年の7月。それまで背番号10を身に着け、エースとしてプレーして来たアンジュを離れ、同じなでしこ2部のハリマへの移籍を決断した。
―――約1年前に移籍を決断されましたが、どういった事があったのでしょうか?
(葛馬)「その頃のアンジュは監督が何度も交代していて、自分は試合に出れなくなって行って・・・。その時にオファーがあったハリマには園子がいて、『一緒にプレーしたいね』って、お互いに言い合っていたので、移籍を決断しました。」