クマに会ったら スタコラさっさ
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時間に追われる生活が続いたせいもあるが今振り返ると子供の頃から、せっかちだった。『森のくまさん』を口ずさんでいても♪ある~日、森の中、くまさんに出ああた。 スタコラさっさっさのさ~×2♬
「歌詞が違うよ。花咲く森の道 くまさんに出会ぁただよ」と指摘されても、悠長なことは言っていられない。相手は熊なのだから出会った瞬間に走り出さなくてどうすると幼稚園の先生に反論したから可愛くない。
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第131話はフォイト・アレーナ、ドイツ最南に位置するバーデン=ヴュルテンベルク州のハイデンハイム・アンデア・ブレンツにある蹴球場。携帯のgoogleマップでフォイト・アレーナVoith-Arenaを検索したら「8年前に訪問した場所です」の表示。詳細表示をクリックすると5月15日の朝6時15分にアウグスブルクの宿を出た履歴まで出てきて慄く。下の写真は懐かしの同市駅前正面。
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フランクフルフルトのコンメルツバンク·アレーナは以前ヴァルト=森シュタディオンと呼ばれていた。確かに森に囲まれた立地となっているがフランクフルトもドレスデンのグルックスガス·シュタディオンなども所詮、大都市の中に市民の憩いの場として樹木が残されているに過ぎないから大甘。くまプ~の好物ハチミツよりも甘い。
このフォイト・アレーナは甘くない。黒い森=シュヴァルツヴァルトがあるバーデン=ヴュルテンベルク州は兎に角森だらけ。
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「本当この先にスタジアムがあるのか?」不安になり声を掛けてもが、バスの運転手は「心配するな」と言っている様子。
そしてバス停の写真も背景は樹海? ちなみに同乗者にファン·サポーターらしき人の姿は皆無。バス停を降りてもそれらしき気配がない。そでも暫し歩くと目的の建造物が見えてきて漸く胸を撫で下ろす。
撮影した建物の背景に注目していただきたい。欧州に数多くのスタジアムが存在するが野生動物公園を含む自然保護区に隣接しているのは、ここだけではなかろうか。
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2022-23シーズン、アディショナルタイムでの逆転弾によるクラブ史上初の2部優勝=1部昇格を果たした1. FCハイデンハイム。
今季はここまでと一桁順位をキープしている。
現在も背番号11を背負うのはデニス・トマラ:Denis Thomalla【1992年8月16日生】。
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