対称的に首位にいる北アイルランドはちょっとしたサプライズだ。
グループDで3位につけるアイルランドとともに南北揃っての出場や
同じく英国4協会揃っての出場の可能性もある。
残り2戦はフィンランドとギリシャなので本戦出場の可能性はかなり高い。
【グループG】
ここでもオーストリアの予想外の大活躍で
ロシア、スウェーデン差し置いてグループ首位を決めた。
ワールドカップ開催国のロシアは意地でも出場を決めたいはずだが、
オーストリアはもちろん、モルドバに負けるなど取りこぼしや勝ち切れない試合があり、
オーストリアに勝点で8差もつけられてしまった。
イブラヒモビッチ以外の戦力がいないスウェーデンとはいえロシアとの勝点差は2。
もしロシアが本戦出場を逃すような事になれば、
代表強化の機会を大きく失うことになり、
そのプレッシャーが逆にモルドバ、モンテネグロの格下2連戦に、
どのような影響を与えるかが見どころになる。
【グループH】
イタリア、ノルウェー、クロアチアの上位3カ国が団子状態。
イタリアは負けはないものの、3つの引き分けがこうした事態を招いてしまった。
10月13日のイタリア対ノルウェーの直接対決が鍵となるが、
ここでイタリアが負けても2位内はかたく、
逆に引き分けるとノルウェーが勝点1差のクロアチアに抜かれる可能性もあり、
最終節、アウェーのノルウェーがどこまで頑張れるか焦点となる。