2年前にマッツァーリがナポリの監督を退いた時、後任には4-2-3-1の信奉者であるベニテスが就いた。この時も、ナポリに4-2-3-1に対応できるサイドハーフが不在だった。しかし、ナポリはカジェホン、メルテンスなどサイドのスペシャリストを獲得し、シーズン開幕時には4-2-3-1に適した選手層となっていた。
ナポリの場合はシーズンオフだから良かったが、今回のインテルはシーズンの中盤戦に入ろうかという時期での監督交代だ。手軽に選手を獲得できない時期にマンチーニがどのような改善策を見つけるのか。
着任1試合目で多めに見られた部分はあるものの、ミラノダービーでのスタメン選考は明らかにミスだった。ダービーの興奮から覚めた時、マンチーニの首はどうなっているのだろうか。