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CDサンタ·クララから今夏移籍した三竿健斗:Kento Misao【1996年4月16日 生】。ガルシア新体制に変わり敵地KRCヘンクでの初戦。負傷のマールテンスがベンチ外の状況もあり、ダブルボランチの位置でスタメンフル出場。
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ブライスの布陣と変わったのは中盤の底で使われていたベテランのヨレン·ドム:Joren Dom【1989年11月29日生】が最終ライン(3バック)に。
KASオイペンでは11番を背負ったコートジボワール人ウインガーは今季10試合すべて途中出場。指揮官が変わりコナン·エンドリ:Konan N’Dri【2000年10月27日生】が初めてスタメンで起用されている。
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最終ラインの要、ドムと並んで中央にはエワウド·プレティンクス:Ewoud Pletinckx【2000年10月10日生】。パリ五輪を目指すU22日本代表は今春のスペイン遠征でU22ベルギー代表に苦杯を喫した。敵陣でパスカット、ダイレクトで味方に繋げアシストを記録したのはプレティンクス。カタール大会では最終ラインの老朽化を晒したベルギーA代表だけに、昨年ズルテ·ワレヘムで目をつけてから、密かに期待している若手センターバックの一人。
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実際に現在のOHルーヴェンには強豪国のA代表級は見当たらず三竿であればスタメンに定着できるだろう。ただ目標は一部残留のクラブだけに勝利を手繰り寄せるのは厳しくストレスフルな日々を日本のファンも覚悟しなければならない。
航空産業にも吹き荒れるのか キングのパワー
前述の免税事業も同国の小売業協会は、空港を管理·運営するタイ空港社(AOT)とキングパワーの癒着の可能性を指摘していた。21世紀に入り既に2度のクーデター勃発。2014年の軍政から約10年を経て今年選挙で連立内閣が誕生。しかしヒエラルキーの頂点に国王、その下に政府、議会、裁判所の歪んだ社会構造では、大きな変化な見込めそうにない。鬱積していたストレスが爆発し2020年以降大規模な反政府デモが繰り返される同国。
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そんな社会情勢もどこ吹く風と、キングパワーは空を仰ぎ、航空業界へと進出。最後の写真はターミナル内において最も目立つ制服のエア·アジアのチェックインカウンター看板前でベルギーを代表する銘柄 Hoegaarden ヒューガルデン。
トニー·フェルナンデス:Tony Fernandes【1964年4月30日生】はアメリカ人の父親ポルトガル人の母親を持ち英国に留学していた実業家。同国のヴァージン·アトランティック航空の監査役を務めていた手腕を発揮し破綻状態の同キャリアを見事立て直した。
記憶に新しいところでは2011年に取得したクイーンズ·パーク· レンジャーズの株式を今夏手放しており、航空事業に専念する旨の発言。
エアアジア(マレーシア)は2004年には、タイとインドネシアに現地法人を設立しているが、2016年6月にタイのエアアジア株式39%を買収して、第2位株主となっているのがキングパワー。まさに王様の力おそるべし。[第59話了]