受け継がれるアイルランドの名曲『ダニーボーイ』
86年にスパルタ・ロッテルダムからアヤックスに加入したダニー・ブリント:Danny Blind【1961年8月1日生】。クーマンよりも2歳年長ながらブリントが代表チームで脚光を浴びるのは90年代表に入ってから。80年代前半は、全国的には無名のグリーンボーイ、まさしくダニー・ボーイだった。
2008年にはダニーの息子がアムステルダムデビューするのを幸運にも観戦。オランダ語ならばダレイ、英語ならデイリーのブリントジュニア:Daley Blind【1990年3月9日生】は当時18歳。マッチデープログラム見開き頁で紹介され、見守る両親の姿も紹介されている。
今季からジローナの真っ赤なウェアに袖を通しており、真ん中にはカタルーニャのダウラ ダム:DAURA DAMM を添えた。
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アイルランド戦は、スタメンながら前半でベンチに。15年前初見のダレイボーイも現在は33歳。
一方15年前は、St. Kevin’s Boys F.C.でプレーしていたアイルランドの背番号13もこの日出番なしで、代表キャップ数80は持ち越しに。
時間は誰に対しても平等に経過して、数々の歴史を刻んだダリーマウント・パークも新スタジアムに生まれ変わる。
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最後はやはりCeltic Womanの『ダニーボーイ』締めくくるので是非再生して癒されていただきたい。
それにしてもGoogleマップ、海外地名のカタカナ日本語表記は誰が決めているのだろうか。[第28話了]
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■写真/テキスト:横澤悦孝 ■モデル:中村美香子