Foot ball Drunker 〔139〕visiting 『Andrův stadion』オロモウツ / チェコ


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同国東部旧モラヴィアを代表するスタジアムは独特のデザイン。代表チームも度々使用。最近では今回のユーロ予選モルドヴァ戦が開催されたのは昨秋11月20日。。
事前の予習を怠っての取材でシグマのスタメンがセンターバックのウロス·ラダコヴィッチ:Uros Radakovic【1994年3月31日】以外はすべてチェコ国籍だとその場で知る。二部三部ならいざ知らず、現在の欧州トップリーグでは珍しい。


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試合前笑顔で握手を交わす主将のダビド·ホウスカ:David Houska【1993年06月29日生】。前年11月ハリーファ国際スタジアムでの  カタール代表との国際親善試合でA代表デビューを果たしていミッドフィルダー。互いに当時主流の4-2-3-1。シグマでは左利きの左サイドハーフ20番のスピードと技術に暫し瞳を据える。シモン·ファルタ:Šimon Falta【1993年4月23日】はチェコの国内レベルでは間違いなくトップクラスだろう。ハーフタイムに調べると彼も半年前のカタール戦にスタメン出場。ちなみに初キャップは三日前のアイスランド戦で出場時間は三分。


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カタール戦で最終ラインを統率していたトマーシュ·カラシュ:Tomáš Kalas【1993年5月15日生】はオロモウツの出身。シグマ·オロモウツユースの有望株にチェルシーが触手を伸ばしたのは2010年。17歳でトップリーグデビューを果たしていた。このカタール戦当時はフラムに貸し出されており30歳の今季はシャルケ04でプレー。


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この日の観客は3700人程度それでも最終節のホームゲームでムラダー·ボレスラフに3-0で勝利。順位を一つ上げUEFAコンペティションへのチケットを手にする。それでも足を運んだ観客は5000人程度。
さて冒頭で述べた欧州五大リーグ選抜+αのポルトガル代表に対して、今回のチェコ代表のスタメンは国内最強のスラヴィア·プラハから四人。ライバルのスパルタ·プラハから二人、ビクトリア·プルゼニからも二人と計八人を国内リーグの三強に所属するプレーヤーで構成されていた。なぜに記憶が掘り起こされたのか、話をまとめる前に今回は幕。次回後編と続く。[第139話了]


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