70〗AEK Arena / ラルナカ


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陽気でフレンドリ-なキプロスリ-ガ-達

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写真左端186cmの大型ストライカーは主将のセルジオ·アブラハム:Sergios Avraam【1992年9月3日生】。今季は二部のASILリシに移籍。と言ってもラルナカのクラブなので自宅はそのまま引っ越し無用。右端は右サイドバックのフリスティアン·フォティ:Hristian Foti【2001年10月16日生】。母親の母国ブルガリア·ヴァルナ出身。2017年欧州U-17選手権予選にはブルガリア代表に招集されている。父親はギリシャ系キプロス人の二重国籍。今季は二部のPAEEKキレニアに所属。ちなみに中央の男性はスタッフの方だろうか、存じ上げない。
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サングラスをしているが、おそらくピッチ上では十番を背負うレフティ、コンスタンティノス·アナスタシウ:Konstantinos Anastasiou【1999年7月5日生】か。’18年にAELリマソール戦でトップデビュー。当時所属していたのはAEKラルナカ。翌19年にはキプロスU21代表に招集され欧州予選三試合に出場。
何故か2006-07シーズンのキプロスリーグ得点王とMVPの二冠に輝いたアルゼンチンのストライカー、エステバン·ソラーリ:Esteban Solari【1980年6月2日生】のユニフォームを見せてくれた。アナスタシウは2011年から六年間をAPOELニコシアのユースで研鑽を積んだ選手。当時トップチームのソラーリが29番を着けていたから、UEFA杯のワッペンも付いたこのユニフォームはソラーリ本人から譲り受けた宝物かもしれない。今季はスパルタコス·キティウ(二部)でプレーしている。それにしてもキプロスのフットボーラーが陽気でフレンドリーなのはお国柄なのか。
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アテネからやってきたポ-リッシュ母国の強豪相手に決勝弾

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あの日あの時は■2025年8月8日UEFAヨーロッパリーグ予選ラウンド三回戦一節AEKラルナカ対レギア·ワルシャワ。ポーランドの首都は人口百八十万人を超える大都市でキプロスの全人口さえ上回る。ラルナカは都市圏を含めても十万人に到底届かない。試合は前半1-1。ハーフタイムを挟んだ後、均衡が崩れたのは開始三分。決めたのはこの日の主役カロル·アンギェルスキ:Karol Argielski【1996年3月20日生】キェルツェ出身。’15年のエリートリーグではポーランドU20代表の一員として七試合に出場。
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12-13シーズンのトップデビューから’22年トルコのスィヴァススポルへの移籍まで十年国内でプレーしていたから、レギアとは何度も顔をあわせている。写真は昨年ギリシャのアテネで撮影しており今季ラルナカへは新加入、いきなり母国の強豪と顔をあわすのも女神様の巡り合わせ。その後二点を追加しての完勝。レギアは終了間際に主将のバルトシュ·カプストカ:Bartosz Kapustka【1996年12月23日生】が退場となり泣きっ面に蜂。’15年にA代表デビューを果たして十年、今月のワールドカップ予選二試合に途中出場しておりプレーの安定感が増した印象。レスターがその才能に目をつけ十九歳で獲得。出場機会を与えるべくルーヴェンに貸し出された時に撮影したのが下写真。正直ベルギー二部では勿体ない技術レベルだったのを覚えている。
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