それでは、“新生・岡山湯郷Belle”のサッカーを、GMも牽引する亘監督はどのように描いているのだろうか？
「セレッソ戦の決勝点も狙いの1つだと思います。ウチにはSB専門の選手がいないんですけど、中盤の選手がSBに入ってもできるし、サイドMFの選手とSBの選手が前後入れ替わってもできるし、さらにはボランチと入れ替わってもできる。そういう事ができるようになって、トータル的にバリエーション豊富になっていくと理想に近づいていくと思います。」
そう、亀岡も吉村も本職のSBではない。2部へ降格し、ほとんどの選手がチームを去ったとはいえ、SB専門の選手をGM兼任の立場である亘監督がチーム編成をする上で獲得しなかったのは、おそらくそれを逆に強みにしたいのだろう。
名前が出たラームのように、SBながらMFのようにゲームメイクにも絡む。相手の攻撃を軽減するためには、自分たちが攻撃マインドを見せる。そのためには常にSBがアクションを起こす。SBに入る選手の特徴でゲームをデザインする。またはSBが攻撃時にはボランチのようなポジションを取る事で、自分たちのサイド攻撃からのクロスや相手のクリアボールやこぼれ球を拾う確率を高くする事も可能になるだろう。
“新生・岡山湯郷Belle”はまだまだ課題が山積みだ。ただ、この“偽のSB”がチーム作りの上でかなり重要な要素を占めているのは確かだろう。
【岡山湯郷Belle 今後の試合日程】
≪プレナスなでしこリーグカップ2部［グループB］≫
第10節、8/05 (土)16:00愛媛Ｌ-湯郷ベル@丸山陸上
≪プレナスなでしこリーグ2部≫
第11節、8/20 (日)11:00湯郷ベル-Ｓ世田谷@美作
第12節、8/26 (土)16:00愛媛Ｌ-湯郷ベル@丸山陸上
第13節、9/03 (日)15:00湯郷ベル-Ｃ大阪堺@Cスタ
第14節、9/09 (土)15:00ハリマ-湯郷ベル@五色台
第15節、9/17 (日)15:00湯郷ベル-F日体大@津山
第16節、9/23 (土)16:00コノミヤ-湯郷ベル@JG堺S1
第17節、10/01 (日)13:00湯郷ベル-オルカ@津山
第18節、10/07 (土)13:00吉備国大-湯郷ベル@笠岡
詳細はクラブ公式コンテンツにて。
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