第105話は、トルコ イスタンブールのウムラニエ地区を見下ろせる高台に位置するウムラニエ·ベレディエシ·シェヒル·スタジアム:Ümraniye Belediyesi Şehir Stadı。
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2022年5月1日ウムラニイェスポルは、バルケシルスポルを4-1で破り、勝ち点66としてクラブ史上初のスュペル·リグ昇格を決めた。創設は1938年。2010年代に発展したクラブで’11年に四部、’14年に三部、2015-16シーズンは2.リグ第32節のイスタンブールスポル戦に3-0で勝利して優勝を決めての二部初昇格と階段を駆け上がってきたから施設の整備が追い付いていないのは仕方ない。現在収容人員3,513人。昇格にあたり同基準を満たすためのアップグレードは一応しているが一年で降格して現在は二部に落ち着いている。ユースの選手が着用している赤とオレンジの
トレ-ニングシャツはNike製。
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ウェアのデザインが何故かコロコロ変わるのがこのクラブ。ギリシャ三部のPASラミアで十二得点を決め二部昇格に貢献したアンドレアス·ヴァシロギアニス:Andreas Vasilogiannis 【1991年2月21日生】が袖を通した2017-18シ-ズンは、首から肩にかけて黒でお腹は赤黒縦縞。二年間で七十三試合に出場9G9Aの成績を残した長身のウインガ-。’19年にPASラミアへの復帰がヴァシロギアニス自身初となるギリシャ·ス-パ-リ-グの舞台となる。’11年にU21代表として白十字と縦線四本のエンブレムを胸にプレーした当時はオリンピアコスに所属。将来を嘱望されていたから随分遠回りをした。円熟味を増した現在は二部のアテネ カリテアでサイドだけでなくトップ下でボールを捌く三十四歳。
トルコ二部からポルトガルの一部へ 輝きを取り戻しての幕引き
ヴァスコ·フェルナンデス:Vasco Fernandes【1986年11月12日生】は、2008年のU21欧州選手権予選に挑んだU21ポルトガル代表の右サイドバック。
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写真は2016年からのヴィトーリア·セトゥーバルFC時代に撮影。
母国に戻ったヴァシロギアニスに代わって移籍金が発生しない三十二歳をウムラニエスポエルが獲得したのは’19年。
この頃はオレンジに近い赤一色のウェア。’21年冬に母国のシャヴェス(二部)へ戻った時は正直彼が欧州のトップリーグでプレーする事なく現役を退くものと思われた。ところがカーザ·ピアACで主将務め全34節中31試合に出場して一部昇格へと導く活躍。22-23シ-ズンは輝きを取り戻し降格回避の12位でフィニッシュ。翌23-24シ-ズンは昇格したシャヴェスに年明けから復帰。しかし今度は残留ならず。結局昨季二部リ-グ十八試合に出場してスパイクを脱いだ。
あの日あの時は◼️2023年10月21日TFF1.リグ第9節ウムラニエスポエル対マニサFK。同点で迎えた後半四分、ヴィクトル·クロナリディス:Viktor Klonaridis【1992年7月28日生】がエリア内で倒されPKを獲得。元アルバニアU21代表デイヴィ·ブレグ:Dejvi Bregu【1995年10月24日生】が決めて勝ち越し。
しかしアディショナルタイムにまさかの失点。左足で決めたマニサFKの九十一番はブラジリアンストライカーのサンドロ·リマ: Sandro Lima【1990年10月28日生】。19-20シ-ズンにはポルトガルのプリメイラ·リーガ(一部)で二桁得点を記録。三十五歳の現在もFCアルヴェルカで九十一番を背負い、トップリ-グで四得点とベテランは嗅覚に磨きをかける。これはドロー決着でホイッスルと思われた六分後に、クロナリディスの決勝ゴ-ルが右足から生まれた稀に見る劇的な展開で幕を閉じた。
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