ベルゲンは7つの山に囲まれたノルウェー第二の都市。ノルウェー南部の西ベルゲンから東の首都オスロまで横断するその距離は460キロ。
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第125話はノルウェーの国立競技場、ナショナルチームの試合が開催されるウレヴォール·スタディオン。
前回2020年のUEFA欧州選手権予選は、グループFにスカンジナビア隣国が同居。スペインに次ぐ2位で本選出場を決めたのは、黄色と青のユニフォーム。
初戦スペインに黒星、ホームでスウェーデンと引き分け。何としても初白星が欲しい予選第3節は、2019年6月7日のウレヴォール ·スタディオンでのルーマニア戦。0-0で前半を折り返して後半10分過ぎ先制はホームチーム。右サイド長いドリブルでエリア内侵入して左足を振り抜いたのは10番タリク·エルユヌシ:Tarik Elyounoussi【1988年2月23日生】。ディフェンダーに当たったこぼれだ球を自ら押し込んだのは先月引退を決意した元Jリーガー。
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この日ノルウェー代表ラーシュ·ラーゲルベック:Lars Lagerbäck【1948年7月16日生】監督は長身のジョシュア·キング:Joshua King【1992年1月15日生】と小回りの利くタリクの2トップの後ろに両サイドハーフ2枚が広がる4-4-2を選択。ルーマニア気力の反撃の前にドローに持ち込まれた。
オスロ出身ながらキングの褐色の肌はガンビア人の父親譲り。2007年U15ノルウェー代表に選ばれ、マンチェスター·ユナイテッドのスカウト網が触手を伸ばす。フットボールでもノルウェーから良い買い物をしているイングランド。
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キングがブレイクしたのは2015-21のボーンマス時代。現在はトルコのフェネルバフチェに所属し2024年までの契約。
タリクは十代でモロッコからノルウェーに移住。ノルウェー国内で名が知れ渡りプレミアから声がかかる。しかし彼が旅立ったのは、オランダのヘーレンフェーン。
一度母国に戻り、スウェーデンのAKソルナにも所属したタリクが
湘南ベルマーレに32歳で加入。今シーズンでJ4年目。レモンガススタジアムに足を運んだのが一年前。モロッコ人らしい鷲鼻は懐かしのタリク。与えられた時間の25分でボールに触れる機会は僅か。残念ながらその動きはアムステルダムで見たノルウェー代表のタリクとは別人。
オランダフットボール信者の筆者にとって大型のターゲットマンとウサギのような小回りが効くウィンガータイブの組み合わせが理想。
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現在エールディビジでプレーするノルウェー人ならばスパルタ・ロッテルダムのストライカー、トビアス·ラウリツェン:Tobias Lauritsen【1997年8月30日生】が筆者のイチ押し。
今季エールディヴィジは29試合に出場。11G2Aを記録している。