後半、コルクト監督はメンバーこそいじらなかったが、攻めに出る。
実際GKと一対一の場面もあったが、リーグ初出場のギーファーがうわさ通りの実力と、入ったと思ったら高速スピンがかかったボールが自らゴールから遠ざかるという珍現象もあって、見事壁の役割を果たした。
そして切札、清武を58分に投入、流れを変える策に出る。
効果はてきめんで流れは完全にハノーファーへ。しかし最終ラインを破るまでには至らなかった。
最後のチャンスは85分、フンテラールが一発で退場を食らったこと。
時間こそ足りなかったが、最大のチャンスを活かすことが出来ず
1−0でシャルケが勝利した。
内田はコンデションは万全ではないようであったが、正確なクロスまた読みの正確な守備で攻守にわたってチームに貢献。酒井もライバルの出現でモチベーションが上がり、かなりの距離を走った。
荒れた試合だったが、3人の日本人は持ち味を出し、チームに欠かせないメンバーであることはそれぞれ証明できたことであろう。