Foot ball Drunker〔13〕 visiting 『Tehelné pole』ブラティスラヴァ/スロバキア

ブラティスラヴァで直面した「安かろう、悪かろう」の行政サービス

子供達にとって長く楽しい夏休みが終わり、新学期を迎えるはずが全国的に学級閉鎖が相次いでいる。人類とウィルスの長期戦は、いつになったら終息するのか。


◆◆◆◆◆

スロバキアの首都は人口40万人のブラティスラヴァ。隣国の首都ウィーンとの距離は80キロ。東京から小田原ぐらい。

両国の物価には結構開きがあるため、週末は車で買い物に来るオーストリア人も。筆者も旅の日程を組む際、ウィーンよりはブラティスラヴァでの宿泊が増えるように意識している。

2021年訪問時、頭を抱えたのはPCR検査。病院で断られた際にドクターからはスタジアムに行くよう薦められたのだが。


◆◆◆◆

しかしTehelné poleで得られたのは、UEFAカンファレンスリーグ・ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァ対PAOKテッサロニキ戦におけるスタジアム入場時の情報のみ。仮検査場として使用されたエリアの扉は施錠され人の気配はない。ちなみに観戦するには72時間以内のPCR陰性証明書。ワクチン接種が初回の場合21日~12か月以内、2回目接種は14日~12か月以内。プレスも同条件で今振り返っても面倒臭い。


◆◆◆◆

PAOKテッサロニキにはスロバキアの有名選手が以前プレーしていた気もするが、それどころではない。
さあ困ったぞと、眺めたのが第16話テヘルネ・ポレ。タイムリミットが迫る中でPCR検査を受ける方法を探さなければならない今回のミッション。


◆◆◆◆

そこでネットを駆使して情報をかき集め、ない知恵を絞った結論。バスで1時間半、ウィーンの国際空港まで往復する。案の定簡単な手続き後、鼻に綿棒を突っ込まれて検査終了。日本語が話せるスタッフもいて至れり尽くせり。

8月9日 UEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦。マッカビ・テルアビブとの初戦、22,500人収容のテヘルネ・ポレに21,375人の観衆が帰ってきた。スタメンには2018年春に撮影したアレクサンダル・チャヴリッチ:Aleksandar Čavrić【1994年5月18日生】は2016年から在籍。元U21代表は同クラブで7年目のシーズンを迎える。


◆◆◆◆
彼もまた2013年のU19欧州選手権優勝した黄金世代の一人。

右サイドバックには、プラハで撮影したルカシュ・パウシェク:Lukas Pauchek【1992年12月9日生】
四年前。18歳でスロバン・ユースに移籍。2011年2月にトップチームでデビューしたパウシェクは翌年8月のデンマーク戦でレプレRepreでのも初キャップを記録。