90〗Stadion Balgarska Armia / ソフィア

更に記録を紐解けば翌12年5月10日のリザーブリーグでは三位PSV·U21が二位のヨング·アヤックスに4-2と快勝。この試合アヤックスのゴ-ルを守っていたのは最年長のヤスパー·シレッセン:Jasper 【1989年4月22日生】。一方最年少が当時十七歳のコッホ。その頃から将来を嘱望されていたのは間違いない。
PSVのトップチームに昇格は2014年。’15年の冬にレンタル先のNACブレダでレギュラーに定着したのも束の間十字靱帯断裂でこのシーズンを棒に振る。16-17はFCユトレヒトに貸し出され、’17年ブレダに復帰。開幕から10試合スタメンフル出場からまたも膝を負傷するアクシデント。
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’18年の完全移籍で主将に任命されると唯一ベンチ入りしなかった24節を除きリーグ戦24試合に腕章を巻きフル出場。漸く本領を発揮し満足してシーズンを終えた。
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 日本代表のエ-スも零封
 ヘ-レンフェンにブルガリアの壁

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しかしベテランオランダ人をベンチへと追いやり、CSKA·センターバック陣で最もリーグ戦に出場していたのは、フリスティアン·ペトロフ:Hristiyan Petrov【2002年6月24日生】。但し左サイドバックでのスタメンもカウントしてなのだが。二十歳の節目を迎えた22-23シーズンからレギュラーに定着。’19年のU17から各年代の代表に名を連ね昨秋9月か始まったUEFA·U21欧州選手権予選ではブルガリアU21代表の主将を務めている。近年A代表はメジャー大会から遠ざかっているものの、次の世代には中々期待が持てそうなヤング·ライオンズ。冬の移籍市場でSCヘーレンフェーンが獲得。今春五月にはフェイエノールト・ロッテルダムと対戦。コーナーキックを頭で会わせての嬉しいオランダ初得点。本業の守備でも日本代表上田綺世:Ayase Uedaをノ-ゴ-ルに抑えて零封に貢献。ロビン監督対決はフリースラント州
のクラブに凱歌かあがった。
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試合前に収めた笑顔のスリーショットは豪華なブルガリアA代表トリオ。FIFAワールド杯カタール大会予選にも出場したイヴァン·トゥリソフ:Ivan Turitsov【1999年7月18日生】(中央)。手前のスタニスラフショポフ·ショポフ:Stanislav Shopov【2002年2月23日生】と奥のペトロフは共にU21代表に欠かせない存在。2002年生まれのこの二人、実はソフィアではなくプロヴディフの出身。中学生年代からCSKAユースに加わったのはペトロフ。地元ボテフ·プロヴディフでは二十試合以上出場して脚光を浴びたのが十八歳のショポフ。2020年10月の移籍市場最終日にヘーレンフェーンから発表された新加入選手。三人の中に聞きなれないブルガリア人の名前があり、ちょっとしたサプライズ。感染者数増大のこの年十日間の隔離を経てオランダ入りしたショポフ。それが母国復帰は意外と早く感染症収束の22年にCSKAが獲得。
CSKA加入後、「オランダよりも更にこのチームのトレーニングは厳しい。 戻ってきたことは後悔していない。何故ならばブルガリアで最高のチームでプレーしているのだから」とコメントしていたショポフは現在クロアチアのNKオシエクてプレ-している。
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