世界が絶句し中国だけが歓喜したブダペストのスタンド
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ハンガリー三部作は今回で一段落つける。
はじめに前回から引っ張るサムライ、寿司騒動。世界各国の人々が好き放題書き込むが、果たしてまともな寿司を食べた人が果たして何れ程いるのやら。
こちらはパリの「まつだ」で日本人の職人さんが包丁と腕をふるった正真正銘の刺身と握り。フランス人のお客様に本物を味わってもらえる。
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下の写真は、ブダペストのアジアン・マーケット。ハンガリーに限らず行き先々で見かける中国人のコミュニティ。
前回の2021年開催となった欧州選手権。6月15日プシュカシュ・アレーナの光景に世界が驚嘆。いや試合内容ではなく観客席全開の荒業。理由はワクチン接種率。EU加盟国内では初の中国医薬集団(シノファーム)製を導入したのは『ハンガリーのトランプ』の異名を持つオルバン:Viktor Orbán【1963年5月31日生】首相。
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5万5662人もの観客が詰め掛け、マスクなしで観戦する姿を中国メディアが自慢気に報道。
この試合マルコ・ロッシ:Marco Rossi【1964年9月9日生】監督は、3-5-2を採用、ゲルゲー・ロブレンチュ:Gergő Lovrencsics【1988年9月1日生】とアティラ・フィオラ:Attila Fiola【1990年2月17日】ゲルゲー・ロブレンチチュ、守備のひとであるベテラン二人を後方に並べる5バックではなく、高い位置にポジションをとり、数的優位の中盤に防波堤を築く意図は明確。
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第21話はフィオラが2016年から在籍、現在も主将を務めるフェヘールヴァールの本拠地、MOLアレーナ・ショーシュトー:Sóstói Stadion。2018年にセーケシュフェヘールヴァール:Székesfehérvárに建てられた。
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ポルトガル戦に途中出場したロイク・ネゴ:Loïc Nego【1991年1月15日】をフランス戦では頭から右サイドに起用。前半の早い段階でネマニャ・ニコリッチ:Nemanja Nikolics【1987年12月31日生】を投入。この采配が奏効し前半終了間際にフィオラの右足が火を吹き先制。