今シーズンでレアル・マドリードとの契約が切れるドイツ代表MFのサミ・ケディラだが、現在彼の獲得レースをリードしているのは日本代表DF内田篤人が所属しているシャルケであると言われている。
しかし、高額の年俸に加え、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得が難しい位置になっていることから、その雲行きが怪しくなってきたようだ。
彼の獲得に失敗した際の代替案として浮上してきたのが、ドイツU21代表MFで日本代表FW岡崎が所属しているマインツのMF、ヨハネス・ガイスである。
ケディラのようなパワフルさには欠けるものの、鋭い読みと豊富な運動量で中盤を制するタイプのボランチであり、FKやCKのキッカーも勤めるなど、技術にも秀でた優れた選手である。
21歳と若いこの選手の移籍金は800から1000万ユーロであると言われており、シャルケのほかにもレーバークーゼンやボルシア・メンヘングラッドバッハ、ヴォルフスブルグといったブンデスリーガのチームのみならず、日本代表MF、本田圭佑が所属するACミランやフィオレンティーナといった海外チームも彼の獲得に乗り出しており、激しい争奪戦が繰り広げられている。
既にマインツの主軸として欠かせない選手となっているだけに、マインツも必死の慰留を行っているようだが、資金力に乏しい同チームは納得するだけの条件をそろえるのは厳しそうで、来シーズンの移籍は避けられそうも無い。
果たして、この若き才能は来シーズンをどこで迎えることとなるのだろうか?