今シーズンで契約満了となる、現在レアル・マドリードに在籍しているドイツ代表MFのサミ・ケディラ。
レアル・マドリードとの契約更新の様子が見られないことから、その身辺は現在、来季への移籍の噂で騒がしいことになっているが、ドイツへの復帰を検討しているようだ。
最も、古巣であるシュツットガルトではない。その相手とは、先だってチャンピオンズリーグで対戦したシャルケ04であるという。
スペインのマルカ紙では既に契約を交わしたとまで報道されており、以前から噂のあったプレミアのアーセナルや同じくブンデスリーガのドルトムントを出し抜いた形になる(最も、シャルケのホルスト・ヘルトSDは交渉を行ったことは認めたものの、契約を交わしたことに関しては否定している)。
シャルケはストライカーで攻撃の軸であるオランダ代表のクラース・ヤン・フンテラールとの契約延長の際の条件に、『毎シーズン、1人から2人は大物選手を獲得すること』を盛り込んだと公言しており、チーム側もそれに応えた形と言える。
チームはフェルテンス・アレナ建造の際に巨額の借金を負っているものの、既にその借金返済の見込みは立っており、ユニフォームスポンサーとしてロシアのガスプロムも付いており、資金面での問題は無い。
唯一のネックになりそうなのはケディラの高額な年俸のみとなりそうだが、噂に上っているケヴィン・プリンス・ボアテングのユヴェントス移籍が成立すれば問題は解消しそうだ。
怪我続きでなかなか実力を発揮できなかった今シーズンの鬱憤をドイツで晴らせるのか?
この移籍が実現すればかなり面白そうなチームに仕上がるだけに、推移を見守りたい。