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ペップの憂鬱、ケラーの希望 シャルケ04対バイエルン・ミュンヘン

 さて、先に注目の一試合を書いた所で、次にシャルケ対バイエルンの試合を振り返ってみたい。

開幕戦を先制したにもかかわらず、逆転を許したシャルケ。

 一方、バイエルンは二点を奪い、試合の主導権を握りながら後半失速し、ヴォルフスブルグにあわや同点というところまで追い詰められている。両社に共通しているのは、主力の多くを怪我で欠いている点である。

特にバイエルンは新戦術における守備の要であったハビ・マルチネスを怪我で欠いており、それが守備面での不安定さにも繋がっていたといえる。
 また、中盤のリンクマンとして機能していたトニ・クローズをレアル・マドリードへ放出するなど、戦力的なバラツキに問題があった。そんな中で、レアル・マドリードから格安でシャビ・アロンソを電撃的に獲得するというウルトラCを慣行、この試合に先発で出場させてきたのである。
 主力はおろか、控えすらも怪我人で欠くシャルケは布陣を組むのすら一苦労という状態である。そんな状態で開始した試合は、レヴァンドフスキとローデの1-2からレヴァンドフスキがブンデスリーガ公式戦で初ゴールを決め、バイエルンが先制する。その後もシャルケ陣内で試合を進めるシーンが多く、試合はこのまま終わるかと思われた。

 しかし、ハーフタイムを挟んでシャルケの動きが変化した。また、バイエルンの交代策が裏目にも出た結果、守備に乱れが出た。そんな中でヘヴェデスにクリアボールを押し込まれ、ゴールを許してしまったのは痛い(もっとも、明らかに左腕にボールが当たっており、ハンド宣告されなかった幸運もあったと言えるが、そこはホームであり、主審の位置からでは見えにくかったということも考慮に入れねばならないだろう)。

 結局、試合はこのまま終了し、バイエルンは勝ち点2を失う結果に終わった。シャルケは貴重な勝ち点1を得たものの、この代償にまたも怪我人が増えるという状況となってしまっている。次節からは内田とアオゴの両サイドバックが復帰を予定しているものの、怪我明けの選手に多くは求められない。
しかし、少なくとも調子は少しずつではあるが上向きに転じてきている上、新戦力がチームに馴染みつつある。シャルケにとっては幸運であろう。
一方、バイエルンはペップの采配に疑問の余地が残る結果となった。昨季までのバイエルンは、ユップ・ハインケスの遺産による強さで持っていた部分も大きい。今シーズンは、より自身の色を出そうという意欲は感じられるものの、チームへの浸透はまだ程遠いように感じられた。主力の大半はワールドカップ出場により、合宿にほとんど参加していないことを考えれば仕方の無い面はある。バイエルンは、冬まではこのような我慢の時期が続きそうなだけに、どこまで耐えることが出来るか。どちらもチャンピオンズリーグを控えているだけに、今後の動向に注目したい。