ドイツDFBポカールも一回戦が終了、日曜の試合までに既に4チームが下位チームに足元をすくわれましたが、月曜にも一チーム、金星を上げられました。
シャルケが昨シーズン、三部に降格したドレスデン相手に2-1と金星を与える結果となりました。
これはちょっと考えられないほどのジャイアント・キリングを与えてしまったことになります。
試合開始からシャルケは高く設定したディフェンスの裏を狙われる展開でした。
特に、今回右のサイドバックを担当していたヘーガーやセンターバックであるサンタナといった、右サイド裏を狙われていました。サンタナは一対一やハイボールには強いものの、裏を狙われると脆いと言う弱点を徹底的にドレスデンはついていった形です。
攻撃に関しては新加入のサムを右のウィングに、チュポ=モティングを左のウィングに拝した布陣でしたが、機能したとは言い難いものでした。サムは中に入りたがり、チュポ=モティングはシュートを打ちたがる上、こちらも中に入りたがる感じで、中盤での統制が取れていない感じでした。
トップに入っていたフンテラールもまだ調整が上手くいっていない感じで、動きはあまり良いとはいえない感じでした。唯一、気を吐いていたのはゴールキーパー、フェアマンでした。特に後半はノイアー張りの前への飛び出しなど、守備を引き締めることには成功していたものの、二失点に関してはノーチャンスだったとしか良いようのないものでしたので、責められないでしょう。
ドレスデンは三部でここまで3勝1分で首位と勝ち点で並ぶ二位につけており、勢いがあったのは間違いありませんが、CLにも出場するチームの戦いぶりではなかったというのが試合の印象です。明らかに前半はチーム全体が寝ていました。怪我人が多い中でケラー監督の修正力がどこまで発揮できるのか、シャルケは例年通り、苦戦の序盤を迎えそうなだけに、開幕戦に注目が集まるところです。