FIFAによるFCバルセロナに所属の海外からの未成年選手の活動禁止の余波を受けて、思うように活動ができない久保建英君に、イングランドから救いの手が伸びてきそうだ。
彼の獲得に、アーセナルとマンチェスター・シティが興味を示しているようだ。
アーセナルは昔からユース上がりの選手を多く起用しており、才能があればすぐさまトップへと引き上げて練習に参加、時には試合にも出すなど、若手起用の多さが魅力である。
セスク・ファブレガスも16歳のときにヴェンゲルに見出され、トップデビューしており、そういう意味ではやりやすい環境と言えるだろう。
マンチェスター・シティは横浜F・マリノスとの提携を結んだのが大きい。
日本とのパイプも出来て一気に久保君獲りへの障害をなくすことも可能だろう。
また、提携しているクラブも多いことから、自国のみならず各国のクラブユースとの連携でサポートできる強みは、アーセナルには無いものである。
ただ、マンチェスター・シティはユースは整備をしている真っ最中という印象がある。
確かに設備も一流でコーチスタッフもあちこちからかき集めて急ピッチで進めてはいるものの、まだそれが身を結んでいるとは言い難い。
そういう意味では、アーセナルへ行くのは間違いではないと思われる。
特に、ユース上がりの選手を辛抱強く使ってくれるクラブである。デニウソンやソングを辛抱強く使っていたことからも、それは伺える。
どちらにしても、バルセロナとFIFAの裁判の行方を見つつのこととなりそうで、獲得にしてもまだ先のこととなりそうだ。
将来ある子供達の為にも、早い解決を望みたい。