しかし、今シーズン順調にリーグ戦を戦っているバルセロナだが、昨シーズン終盤からメッシ、ネイマールの怪我が頻繁に起こっている。メッシ、ネイマール、スアレスのバックアッパーがいないのである。この3人の中で1人でも欠けるようなことがあれば、それはすなわち大きな戦力ダウンに繋がる。同様の内容はイニエスタにも言える。
一方アーセナルは、今シーズンも怪我人が続出。アーセナルの怪我人については毎シーズン恒例になっているので驚くべきことではない。ただ、今シーズンは怪我人が出てもバックアッパーが非常に良い働きをしているためリーグ戦でも上位に位置付けている。
また、CL予選でもほぼ絶望的と言われた段階からトーナメントに駒を進めたことで気分的にも何も失うものがない状態で臨むことができる。トーナメントが始まる頃には怪我人も復帰するだろう。
もちろん他の選手が怪我をする可能性もあるが、ベストな布陣を揃えることでバルセロナの牙城を崩すことができると思っている。怪我人が多く出たことでどの選手がスタメンで起用されても同じサッカーができることが大きなアドバンテージになっている。怪我人を出さずにベストな布陣を敷くことがアーセナルの最大の課題である。
バックアッパーが薄いバルサとバックアッパーが遜色ない戦いができるアーセナル。この対照的な両チーム、果たして勝ち進むのはどちらであろうか？私個人としてはアーセナルが長年の鬱憤を晴らす時がきたのではないかと思っている。
ユベントスVSバイエルン【ユベントス30％ バイエルン70%】
昨シーズン準優勝のユーベと現在最も完成度の高いチームバイエルン、この段階で当たるのが何とも惜しいカードである。今シーズンスタートダッシュに大きく出遅れたユーベであったがディバラやケディラ、クアドラードなど新加入の選手がフィットし始めたこともあり、ここにきて調子を取り戻しつつある。
ただ、チームの総合力を考えるとやはりバイエルンが一枚上手だろう。今サッカー界で最も層の厚いチームかつ、バランスの取れたチームである。選手全員がグアルディオラ監督のサッカーを理解し体現できている点も評価すべきポイントである。どのポジションを見ても誰が出てもおかしくないチーム作りはさすがの一言である。この一戦では中盤をどれだけ支配するかが勝負の鍵となる。バイエルンの中盤をユーベの中盤がどれだけ自由にさせないで試合を進めることができるか？
ポクバ、ケディラ、マルキージオ、エブラ、リヒトシュタイナーなど運動量を惜しまない選手が多くいることでバイエルンの中盤を自由にさせない戦いができれば勝機も見えてくる。もちろんバイエルンが優位に立つことに変わりはないが、ユベントスがどれだけバイエルンを苦しめることができるか非常に楽しみである。
今回は主要チームの対戦に焦点を当てたが、まだアトレティコ・マドリードやベンフィカ、ヴォルフスブルクなど面白いチームもある。最後に勝手ながら私の優勝予想を書いて今回の記事を終わりにしたい。
優勝予想◎大本命◯本命☆ダークホース
◎バイエルンミュンヘン
◯PSG
☆アーセナル
今シーズンのビックイヤーを掲げるチームは果たして？