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見事な腹筋を披露する迫力ある見開きの写真も。この試合の三カ月前にはリスボンでのベンフィカ戦。記念すべきでCLデビューからオリンピック·マルセイユに所属しトッテナムと対戦した22-23シーズンまで。その間FCポルト時代も挟みCLは三十一試合を経験している。その中でもひときわ輝くのはユヴェントスとの百二十分の死闘を制した八強進出だろう。「コンパニ二世と言われるだけのことはある。」と試合を観戦しながらその落ち着いたプレーに感心した。惜しまれるのは前年アンデルレヒトユース加入する前、既にA代表はコンゴを選択して公式大会に出場してしまったから、この時点でワ-ルドカップへの扉は閉じてしまったも同然。充分にベルギー代表に選ばれるだけの素質の持ち主に思えたのだが。
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フェルトンゲンを先頭に豪華なスリーショット。マンチェスターシティ/アーセナル/トッテムと英プレミアリーグを代表するディフェンダーが顔を揃えたベルギー黄金世代のディフェンス陣。ヴァンサン·コンパニ:Vincent Kompany【1986年4月10日生】を軸に据えて元アヤックストリオで最終ラインを構築した。
ベルギー国内のコンゴ系住民は約八万人。コンパニも父親がコンゴ出身の為二つの国のパスポ-トを所有する。そういえばムベンバ以前にもコンパニ二世を見ている。2010年アヤックスが主催のU17ユース国際大会AEGONフューチャーカップ。ACミランやバルセロナの同世代の才能が一同に集結した。アンデルレヒトのディフェンダーはヨナタン·フェルヴォート:Jonathan Vervoort【1993年8月13日生】。
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コンゴ系のセンタ-バックというだけでコンパ二世と期待するのは些か重荷ではなかろうか。ちなみにこの大会はアヤックスU17が優勝。トップチ-ムの面々が試合を観戦しており、フェルトンゲンの姿も見掛けたので母国の後輩達に視線を注いでいたかも知れない。
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現代フットボ-ルではあまりにも無謀な選手と監督の兼任
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さてフェルトンゲンより一歳年長の本家、一世コンパ二は2020年に現役を引退している。中学年代から研鑽を磨いた古巣アンドレヒトに十三年振りとなる帰還は19年。選手兼監督を務めるものの開幕から四試合未勝利の不振に喘ぐ。追い討ちをかけるようにUEFAプロライセンスの資格を保持していないとの指摘が入り、協会はアンデルレヒトに五千ユーロの罰金を支払うように命じたから泣きっ面に蜂。それにしても今の時代に選手と監督の二刀流は現実的ではない。ところが現在の我が国では信じられない二刀流が存在するからアメリカのオ-タニファンも腰を抜かす。
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オ-ルドメディアの腐敗と醜態を晒した夏
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カバー写真はハムレット チョコチップスのオレンジ味。1956年にフラセネで小さな菓子卸売業を始たアルフレッド・ゲルトマイヤー。後に子供たちが加わり、チョコレート製造工場を建設して事業は拡大された。ポテトチップスの形状でも中はライスパフ。ワッフルなどのお菓子だけでなくヒューガルデン・ホワイトにもオレンジピールを使用しているからベルギー人はオレンジの風味が結構好きな国民性かも知れない。
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