クロアチア代表の穴を埋めたのはポーランド代表グジュゴシュ·クリホビアク:Grzegorz Krychowiak【1990年1月29日生】、アルゼンチン代表エベル·バネガ【Éver Banega 1988年6月29日生】と攻撃を牽引して連覇を達成した2015年決勝の舞台はワルシャワ。ドニプロ戦では母国が晴れ舞台とあって気合の入ったクリホビアクが同点ゴールを決める。
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隣国ウクライナのサポーターを圧倒したのはアンダルシアからバスを連ねて来た真っ赤なサポーター達。バスに積んで運んできた巨大横断幕には『true love』の文字。
バネガはミラノへと去っても、クロップのリヴァプールを退けての連覇達成。伊ガゼッタ紙面は6点とクリホビアクにやや厳しい採点。自分が甘いだけなのか。
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その後仏英を経てロシアへ、ロコモティフ·モスクワでも強豪ゼニト相手に見事なゴールで試合後はヒーローインタビューを受けるクリホビアク。
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感染症拡大パンテミックも収束ままならぬ2021年。再びクリホビアクの雄姿を撮影したのはクラスノダール在籍時のCSKA戦。しかしプーチンの愚行で黒海沿岸を離れ、現在はサウジアラビアのリヤドで旧友バネガとの中盤を復活させている。
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ヨーロッパリーグ前身のUEFAカップ。この写真はゲルゼンキルヘンで撮影した97年優勝時の逸品。そのシャルケ04との事実上の決勝を制し初戴冠となった2006年。
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伝説となったトニーとトニー
この試合の殊勲者アントニオ·プエルタ【Antonio Puerta 1984年11月26日-2007年8月28】が翌年心臓疾患により、22歳の若さで他界したのは病死と納得できても、2019年ホセ·アントニオ·レジェス【José Antonio Reyes 1983年9月1日- 2019年6月1日】の交通事故死(35歳没)は、整備不良と時速237キロのスピード超過が原因とあって悔やまれてならない。