Foot ball Drunker〔16〕 visiting 『Estadio Ramón Sánchez Pizjuán』セビージャ/ スペイン

真っ赤な薔薇とカリフォルニアの悲劇

薔薇と聞いて我々世代のサッカーファンが、まず脳裏に浮かべるのは、ロベルト・バッジオ:Roberto Baggio【1967年2月18日生】悲劇の舞台として語り継がれるローズボウル。LAからパサディナまで足を伸ばした際に撮影した写真。

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酒好きにお馴染みなのは赤い四つの薔薇の花。バーボンの代表格はこちらもアメリカから輸出され、70年代以降は世界で親しまれているフォアローゼス。ラベルの裏側には創業者のロマンチックな裏話。シングルバレルにユナイテッド航空のワインリストを添えてみた。


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世界最古のモーターオイルメーカーとして知られるバルボリン
(本社ケンタッキー州レキシントン)。米企業がセビージャとグローバルパートナー契約を結んだのも欧州での実績を評価すればこそ。

青、赤、緑、光の三原色が眩いアンダルシア

カバー写真は白薔薇と美少女。棘があるため日本では墓前に相応しくないとされる薔薇を欧米の葬儀で見掛けるのは文化·風習の違い。

「アンダルシアに憧れてバラの花をくわえて踊ってる地下の酒場のカルメンと・・・」で始まり、「アンダルシアの青い空、グラナダの詩が聞こえた。」で終わる真島昌利の名曲。

第16話はセビージャの本拠地エスタディオ·ラモン·サンチェス·ピスフアン:Estadio Ramón Sánchez Pizjuán。真っ赤な薔薇のように塗装が施されたスタンドと緑のピッチ、そして青空のコントランスが眩い。


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上段UEFAスーパーカップを挟んだ四つのシルエットは2015年撮影当時の獲得数。2014年UEFAヨーロッパリーグトロフィーを置き土産にカタルーニャへと旅立ったイヴァン·ラキティッチ【Ivan Rakitić 1988年3月10日生】が2020年に古巣に戻り自身二度目の戴冠を果たすドラマティックな昨シーズン。

アンダルシアからシベリア、砂漠の都を渡り歩くポーランドの職人