Foot ball Drunker 〔56〕visiting 『 Parken Stadion 』コペンハーゲン / デンマーク

北欧三国のフラッグキャリア コペンハーゲン空港での注意事項

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スカンジナビア航空機が並ぶのはコペンハーゲン空港。入国手続き後デンマーククローネをATMで引き出し人の流れに沿って停車中の列車に飛び乗る。一息ついてオーレスン·リンクから海原を眺め・・・「あ、これはやっちまった」首を振り頭を抱える。


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世界各国の国際ハブ空港駅は大半が市内から乗車すれば終点にある。ところがデンマークのは、シェラン島の最南東部に位置する首都コペンハーゲン。空港は更にその東端に位置する。目と鼻の先オーレンス海峡を越えてしまえばスウェーデン第三の都市マルメがある。その為空港からコペンハーゲン市内に向かう旅客もいればマルメへと向かう旅客も少なくない。結果、行き先を間違えて「国境」を越えてしまう。追加の支払いも覚悟して車掌に事情を説明。20分程度スウェーデンに滞在した後、コペン市内へと引き返す羽目になった。


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第56話は1990年着工、デンマークのフットボールファンにとって忘れられない’92年に竣工したパルケンスタジアム。
旧国立競技場の敷地内に投資会社Baltica Finansによる再建後98年にFCコペンハーゲンに売却されている。開閉式の屋根を装備しているスタジアム当時の最先端、収容人員は38,000人。

マンチェスターユナイテッドからの大金星を報じるブルガリア語の紙面。カールズバーグ缶の両脇には地元ブルガリアの銘柄を並べてみた。


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オランダにハイネケンがあるなら デンマークにはカールスバーグがある

1847年に誕生した醸造所のオーナーはヤコブ·ヤコブセン:Jacob Christian Jacobsen【1811年生-1887年没】。所内に科学者を招き研究に研究を重ね’83年同社は酵母の純粋培養に成功する。その後、雑菌を完全に排除する技術を開発した結果現在の缶ビールと瓶ビールの生産·流通が可能になった。近代ビールメーカーの先駆者として今や世界中で愛飲されているカールスバーグ。デンマーク語の発音はカールスベア。


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ハイネケンがUEFAチャンピオンズリーグの公式スポンサーならばオレンジ旋風が巻き起った1988年の西ドイツ大会から欧州選手権のスポンサーに定着したカールスバーグ。次の92年スウェーデン大会でデンマークが優勝しているから祝杯の消費量もさぞや増えたことだろう。


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