奇才を輩出した スペイン最東端の街
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前回の続き。IOCは32年前のバルセロナ五輪からサッカー種目の五輪代表は23歳以下の選手を対象とすると定義づけているが今の時代には即わない。各国のこの年代な移籍動向が絡み時間をかけてのチーム強化も意味を成さない。ならばレギュレーションを根本的に見直すべきだろう。オーバーエイジ枠を後付けするぐらいなら、年齢制限などやらなきゃいい。
そこで五輪（B)代表は予選参加時、国籍を所持に国内に定住しクラブに在籍する選手にする。年齢制限はなし。こうなると各国ベテラン選手を各ラインに軸に据え、そこに若手を組み入れていく編成になるはず。
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23歳以下の年齢制限導入のバルセロナ五輪。近年最も成功を収めた夏季五輪は、盛り上がるバルセロナ市民と所詮他人事と冷めた視線を送るマドリード市民が印象的だった。サッカー競技はカタルーニャ州内の三つのスタジアムと西側に面するアラゴン州のサラゴサ。南のヴァレンシアで試合は開催された。バルセロナはスペインで唯一の五輪開催都市。上写真は招致キャンペーンを実施していたマドリッド市内。
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ミュンヘンで開催された72年大会にバルセロナは立候補を表明していた。然し当時はフランシズコ·フランコ:Francisco Franco【1892年12月4日生- 1975年11月20日没】の独裁政権下。マドリード中心の開催をスペイン国民の総意として出馬するも敗北。
フランコ死去後、バルセロナは再度五輪誘致に踏み出すとカタランのフアン·アントニオ·サマランチ:Juan Antonio Samaranch 【1959年11月1日生-2010年4月21日没】会長の悲願は1986年に成就する。
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カタルーニャといえば星のマーク、FCバルセロナの公式ビ―ルとしても知られるDAMM社の「エストレージャ」。名前は同じでも醸造メーカーは別。DAMM社は黒ラベルのボルや、グルテンフリー部門で世界最高峰に輝いたダウラ、そしてコンセプトビールのイネディットが主力銘柄。またDAMMよりも古い1856年創業のモリッツ。70年代生産中止も2004年に復活。バルセロナでは絶大な人気を誇る銘柄。
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フランスの国境を越えて25キロ程列車は走る。着いたのは奇才サルバドール·ダリ:Salvador Dalí【1904年5月11日生-1989年1月23日没】 の故郷フィゲラス。駅を降りた旅行者の足は一様に西側の市内中心部に向かう。この小さな街を訪れてダリ劇場美術館の作品を鑑賞しない輩がいるならば正真正銘の奇人=ヘソ曲がり。