このスタジアムを本拠地とするのは、ボヘミアンFC:Bohemian F.C。出世頭は、左サイドバックのスティーヴン・ロバート・ウォード:Stephen Robert Ward【1985年8月20日生】 (上写真17番
この国で才能ある若者は、十代でイングランドのクラブに引き抜かれてしまうのが常。代表の顔ぶれを見渡しても国内リーグでのプレー経験者は少ない。ウォード（上写真17番）は2003年にトップチームでデビューしてからウルヴァーハンプトンに2006-07年移籍するまで４シーズンを自国で過ごした稀なケース。
アイルランドの国旗は緑色がローマカトリック、オレンジはプロテスタント、中央の白色は永遠の休戦を意味してこのデザインなのだとか。
グリーンとオレンジがピッチ上で対峙したのは1983年10月12日のオランダ戦。ダリーマウント・パークには3万5000人の大観衆。後に88年欧州選手権を制する主力が躍動。0-2から試合をひっくり返す。オランダフットボールは、ヨハンクライフJohan Cruijff【 1947年4月25日-2016年3月24日】の時代が終わり、新たな才能が芽吹いていた。
40年前の大逆転と22年ぶりの雪辱
40年の歳月を経て、今月11日ダブリンでの欧州選手権予選。公式戦は2001年FIFAワールド杯日韓大会予選敗退以来の22年ぶり。
オランダ代表の指揮官はロナルド・クーマン:Ronald Koeman【1963年3月21日生】前述の88年優勝メンバー。A代表デビューからアヤックス加入の83年、ダリーマウント・パークのピッチにも立っている。
88年当時日本の専門誌面上でコーマンと表記されており、驚かされているので現フランス代表のキングスレイ・コマン:Kingsley Coman【1996年6月13日生】にもオジさん達は動じない。
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92年にはクライフ率いる「エルドリームチーム」では唯一の同胞として欧州制覇に貢献したクーマン。
ちなみにクライフの本名は、ヘンドリック・ヨハネス:Hendrik Johannes。アイルランドでHendrikといえばダブリン出身のジェフ・ヘンドリック:Jeff Hendrick【1992年1月31日生】。スティーブン・ウォードとは、代表とクラブチーム(バーンリー)でも共にプレーしている。
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