ユベントスのリーグ3連覇の功労者といえる監督コンテが7月半ばに電撃辞任をした。後任には元ミラン監督アッレグリ。新たなスタートをきった女王ユベントスの今季の陣容はどうなったのだろうか。
3−5−2の基本システムの攻撃陣には、昨季素晴らしいコンビネーションをみせたジョレンテ、テベスに加え、レアルマドリードから、期待の若手モラタを獲得。足技に長け、フィニッシュ力にも優れる選手である。合流初日に残念ながらケガを負ったものの、約28億といわれる移籍金で獲得したこの選手への期待は大きい。確実に前線を固めることに成功している。
中盤のウィングバックのポジションにはベテラン、パトリス・エブラをユナイテッドから獲得した。30歳を過ぎているが、昨季は公式戦45試合に出場するなど衰えを感じさせない。
最後列にはキエッリーニ、ボヌッチ、オグボンナ、バルザーリらがいる。この3バックは世界最高峰のトリオといってもよい。代表でも召集経験が多く、確実に円熟味を増している。この3人が健在であれば、ユベントスの連覇も想像に難くないだろう。
ユベントスには試合巧者ともいうべき存在が多くいる。経験のある選手が多く、3連覇を成し遂げてきた王者としての誇りが感じられる。
ライバルである、インテル、ミランらの成績は振るわず他の追随を許さない。
今季4連覇となるか。期待が集まる。