128〗Aviva Stadium / ダブリン

セントパトリックデ-に笑いPK戦に涙を流した緑の島の人々

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遂にFIFAワールドカップ(WC)2026欧州プレーオフの幕開け。残る四つの枠を争う八ヶ国が決定した。八試合中、二試合がPK戦による決着。かつてド-ハの悲撃やジョホ-ルバルの奇跡を経験した日本国民も世界への開門をPK戦に委ねたことはない。蹴る側も守る側も、そして見る側も果たして重圧に耐えられるのか。考えただけでも眼が眩む。とても素面では見ていられない。ウェールズのファン·サポーターには深く同情するが、チェコ対アイルランド戦は、今月セントパトリックデ-が世界各地で開催されたばかりとあって、それこそ世界中が緑色の涙に染まった事だろう。五世紀頃にアイルランドへキリスト教を伝えた聖パトリックの命日=3月17日に彼の功績を讃える日。千二百年以上もの歳月を重ね、アイルランドの伝統文化を祝福する祭日としてすっかり定着している。《エメラルドグリーンの島》と呼ばれることから、パレードだけでなく街並みが緑一色になるのが特徴。この時期限定で販売される隠れた人気商品がグリーンビール。食用色素でもよいがブルーキュラソーを加えると黄金色と青が混じりあって美しいグリーンカラ-になるのでお薦め。
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日本でのパレードの始まりは1992年東京/表参道での開催だったから日本サッカーのプロリ-グ化と同時期。東京タワーが緑色にライトアップされているのを麻布台から眺めた事がある。聖パトリックが布教に用いたとされるのが三つ葉のクローバー=シャムロック。アイルランドではこの葉っぱが国花とされており、国章にも用いられる。空港の滑走路に目を向けると同国フラッグ·キャリアのエア·リンガス:Aer Lingus機の尾翼にペイントされていた。
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妖精の国の代名詞クロ-バ- 最後の一葉妖精ではなくて聖霊

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そしてアイルランドのまたの名は《妖精の国》。ケルト人に語り継がれた民話には様々な妖精が登場する。セントパトリックデ-のメインキャラクターのポジションを確立しているのはレプラコーン。パレードで扮装する方の大半が聖パトリックとこの老妖精だから中々に人気者。この三つの葉が表すのは神/子/聖霊の三位一体であって妖精の入る余地はない

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