カバー写真はイタリア料理を召し上がるマドモアゼル。撮影したのは横浜のレストラン。エレガントな料理が美しく皿に盛られてテーブルに。
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本場のイタリアンやフレンチを否定する気はさらさらないが、首都圏で口にする味が自分の舌にはあうからなのか、現地でレストランに入りたいとはまったく思わない。この環境の変化と感覚はフットボールと共通するかもしれない。WOWOW、ABEMAにDAZNとUEFAチャンピオンズリーグやプレミアリーグなど欧州のトップレベルは日本で手軽に視聴できる時代になった。メガクラブのスタジアムは、交通アクセスも良くネットでチケットを購入した国外からの旅行者の姿もスタンドには目立つ。
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但しその国、その街のフットボールをより味わいたいと思うのであれば、地方都市の二部や三部に限る。最後の写真はフードコートで食べたボルシチ。ウクライナ発祥ではあるがロシアの家庭料理としてのイメージが定着している。実際広い範囲で定番料理として家族の食卓に。折角、欧州にいるのであれば日本では食べられない食材や調理法にチャレンジしない手はない。美味しいものだけ食べたいのであれば、日本を離れないことをお薦めする。但し腹痛の処方箋は忘れるるべ掛からず。もよおしても日本のようにトイレは近くにはない。[第167話了]
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:Selenia Lausier