55〗Ali Sami Yen Sports Complex / イスタンブ-ル

真夏のJ ナガトモユウトは見ておくべき

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Jリ-グも年に一回ほど観戦する。但し選手の名前も覚える気がない。もう脳みそはスカスカ、入らず素通りしていくだけなので。順位表を眺めていたら見慣れないエンブレム。今更ではあるが名古屋グランパスが三色のシンプルなデザインに昨シーズンから変わっており、チームカラーも伝統の赤と黄色に加えゴールドを取り入れていた。
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浦和レッズの赤と比べるとやや朱色がかっている。トルコの国旗、またターキッシュ·エアラインズのカラ-が非常に近い。そこで今回のカバ-は真っ赤なサマードレスの美女。トルコ·イスタンブ-ルの三強は見事なまでに色分けができている。レモンイエロ-のフェネルバフチェに対してカラタサライは黄色というよりもオレンジ。かつて胸のロゴに航空会社名が入っていた時に、日本就航三十周年を迎えており、在籍していた長友佑都:Yuto Nagatomo【1986年9月12日生】のアンバサダー就任(スポンサー契約)は正真正銘正グッドタイミングだった。
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その長友が自身五度目のFIFAワ-ルドカップ出場を目ざしているならば、現在のプレ-をチェックしようとレモンガススタジアムに足を運んだのが先週末の土曜。インテルやガラタサライで背負っていた長友の代名詞=背番号にあわせて、第55話はアリ·サミ·イェン·スポル·コンプレクスィ:Ali Sami Yen Spor Kompleksi。撮影時の名称はチュルク·テレコム·アレナだった。地獄のスタジアムを訪問したのは2014年12月9日UEFAチャンピオンズリーグのグループD。消化試合とあって観客は二万人程度。
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2011年にこのスタジアムが完成。「地獄へようこそ」の横断幕に始まりサポーターの怒号や罵声が地獄と呼ばれる所以だが、筆者に言わせれば交通アクセスの悪さが地獄。現在ならばメトロM2(緑)の本線に乗ればサナイ駅から枝線が一区間運航しているので乗り換えればよい。
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地獄をつくりだすのは万国共通 一握りの悪質サポータ-

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最近の状況は知らないが、サナイ駅からこのセイランテペ駅までの一区間を試合開催日に限って運休していた。その理由をサポーターによる器物破損の常習化と聞かされれば合点がいく。
人並に押されるまま地上に上がり、バス停で待ってみたが来る気配はなし。渋滞に巻き込まれているのは容易に想像がつく。バスが来る方向に視線を向ける地元民もイライラが募る一方。待ちくたびれて皆歩き出すので、同じ方向についていく。十分、更に十分と歩くがスタジアムらしき建物は見えてこない。結局三十分以上かかって、漸くたどり着いた。
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