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ペップのサッカーに求められる完璧な選手

 サッカーというスポーツに、完璧は存在するのだろうか。穴の無いシステム、破ることの出来ない戦略、そして完璧な選手と監督。

 否、サッカーに完璧など存在しない。どんなシステムや戦略にも弱点は存在し、どんな選手や監督にも苦手とする分野がある。

 現在のサッカー界で最も完璧に近いと言われるのがペップやバイエルン、そしてペップが数年前に率いていたドリームチーム・バルサだろう。当時のバルサは同じ人間では勝てないのではないかと感じさせるほどに無敵だった。

 しかし、そんなドリームチームでもペップが完璧を追い求めたポジションがある。そのポジションを務める選手には攻守両面でパーフェクトな能力が求められ、完璧な選手である事が条件とされる。そしてその答えを現在のバイエルンで見つけつつある。
ペップを含むバルサが求めた完璧な選手。今回はバイエルンやバルサにおいて最も重要であるとされるポジションにスポットを当てる。

☆ペップの心臓はアンカーにあり!

 4-1-4-1のシステムをベースにしたポゼッションスタイルを取るバルサでは、絶え間なくかわされる議論がある。

「もっと良いアンカーはいないのか?」

 アンカーとは4-1-4-1の中間に位置する選手で、攻守両面で重要な役割を担う。

 攻撃では広い視野と圧倒的なキープ力で全体の指揮を執り、攻撃のテンポすらも操る。一方の守備では、攻撃にかける枚数が多いため、1人でカバーする スペースが大きくなる。そこで負けないフィジカル、1対1の能力、危ない状況を察知する洞察力と予知能力が求められる。
バルサ流に直訳すると、絶対にボールを奪われずに味方にパスを出し、1対1では絶対負けずにピンチの芽を摘み取る。まさに完璧超人な選手であり、どんな選手でも苦手な分野を持つというキーワードから外れる事になる。

 過去にバルサでは、あらゆる選手がアンカーを務めてきた。メキシコ代表のラファエル・マルケス、現在マンCでプレーするヤヤ・トゥーレ、パリでプレーするチアゴ・モッタ、そしてペップがユースから抜擢したセルジ・ブスケツ。
マルケスは本職がDFであり、守備力でチームに貢献した。ヤヤ・トゥーレはマンCでも示す通り、無類の攻撃センスを発揮した。チアゴ・モッタは攻守両面においてバランスの取れた選手であり、地味ながらチームを影から支えた。
ブスケツはカンテラ(バルサの下部組織)出身という事もあり、バルサの哲学を理解した狡猾なアンカーだった。しかし、彼らにも多かれ少なかれ欠点はあった。攻守ともにNO1の選手は存在しなかったのである。

 しかし今、ペップの下で最高のアンカーになりつつある選手がいる。レアル・マドリーから移籍してきたシャビ・アロンソである。リヴァプール時代から広い視野と確かなキック精度は評判で、スペイン代表でも長らく主軸を務めてきた。
32歳とキャリアの下降期に突入しつつある中で、アロンソは経験を武器とする別の顔も見せ始めている。それこそペップが求め ていたものであり、いつしかバイエルンにとって欠かせないキーマンとなっていた。

☆最高のアンカーになれるか

 前述したとおり、アロンソの持ち味は正確無比なキック精度と、安定したボールコントロール、そして視野の広さにある。攻撃のタクトを振るうなど造作もない事であり、その能力はペップ政権でアンカーを務めたブスケツやラームを凌ぐ。
 加えて、プレミア仕込みのフィジカルもある。危険な場面でのタックル、1対1での強靭さもアンカーとして最高のレベルにある。バイエルンもバルサも、ペップのサッカーではアンカーに守備の負担がかかる。実質アンカーをかわされればCBが2枚しか残っていない事となり、失点につながりやすい。相手のクリアボールに対する対応、相手FWとのハイボールの競り合いなど、地味な部分で体と頭を使うシーンが頻繁に起こるのだ。

About the Author:

大阪府在住 / 20代 / 趣味:サッカー観戦、カラオケ / サッカー歴:中学2年よりサッカーを始める。人生初の試合が0-12、チームとしてのシュート数0と歴史的な大敗となり、カルチャーショックを受ける。それ以降なぜ0-12で負けたのかを研究するようになり、気付けばサッカーオタクとなっていた。

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