準決勝・韓国戦では試合を支配しながらもなかなか決めきれない中、82分にFW小林里歌子が今大会4ゴール目を決めて1-0の辛勝。決勝ではスコアレスで迎えた85分頃に最後の交代カードとして出場したMF隅田凛が負傷交代。延長戦も含めて残り時間を日本は1人少ない状態で耐える戦いを強いられながら、PK戦に持ち込んでのアジア制覇。
昨年のU17女子W杯での世界制覇から同世代を持ち上がった高倉監督の手腕もお見事としか表現できません。U17W杯でも愛称「リトルなでしこ」が大会を6戦全勝の23得点1失点、さらに12人の得点者を生むという誰が出場しても圧倒的な強さで世界女王に導いたタクトは冴え渡りました。
杉田のようなエリート選手や長谷川のような複雑な経験をした選手の成長、そして、彼女たちを短期間でまとめ上げた高倉監督と共に、なでしこJAPANの次世代はU20W杯だけでなく、リオディジャネイロ五輪後のフル代表でも大きなチカラとなると感じさせてくれるアジア制覇でした。