那須の退場は痛恨すぎた。
事実上反撃は難しくなってしまった。
しかしそれでもただ手をこまねいているわけでなく、ブリズベンの猛攻に耐え、最後には反撃の形も見せるなど、何とかしようという監督の気迫が伝わってきた。
今回詳しく検証できなかったが、ティーイセン監督も試合中に相手の状況に合わせて、柔軟にフォーメーションを変更してくる監督で、さすがオランダ人という、らしさを見せつけた。
もしかしたらペトロビッチ監督が最初の布陣を組んだのはティーイセン監督の裏をかいたのかもしれない。
いずれにしても、那須退場後のリスクマネジメントは見事だった。
浦和の選手はどんどん変わる戦術に体だけでなく相当頭も汗をかいたことだろう。
それでもよくついていった。
結果はついてこなかったけど、こうした頑張りを見せていれば浦和の魅力が失しなわれることはないだろう。