しかし機能しないツートップを後半最初から修正してきたペトロビッチ監督。
ズラタン、加賀を梅崎、石原にチェンジ。
興梠をワントップにし、いつも採用しているフォーメーションに修正した。
こうしたことで浦和本来の攻撃力が期待できると思った矢先の51分、
那須が不用意なボールの持ち方をしていたため、相手のワントップ、カルジェロビッチにボールを持っていかれ、キーパーと1対1になってしまう。
それを阻止するべく那須は慌てて後ろから倒してしまい、
一発レッドで退場処分となってしまった。
緊急事態となった浦和は、阿部と宇賀神を最終ラインに移動させ4バックにし、
興梠のワントップの形を残す形で守備重視のスタイルにして、まずはチームに落ち着きを呼びよせようとする。
しかしこのままではホームにもかかわらず、0-1で負けてしまう。
また相手も1トップから3トップにして追加点を狙ってきたこともあって、
83分、李忠成を鈴木に変えて投入、ツートップにもどし、最後の賭けにでた。
ズラタンと加賀の先発起用と慣れないフォーメーションで試合に入ったことが、
早い時間の失点そのものに直結しているとは考えにくいものの、
その後の反撃に影響を与えた可能性はある。