Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/orfool/soccerlture.com/public_html/wp/wp-includes/post-template.php on line 293

Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/orfool/soccerlture.com/public_html/wp/wp-includes/post-template.php on line 294
no-image

U21日本代表 0-1 U23韓国代表 〜耐えに耐えたが、いなしきれずに永遠のライヴァルに敗戦〜

 そうこうしている64分、手倉森監督は攻撃に絡めていない野津田に替えて、パレスチナ戦で途中出場からゴールを記録して2トップシステムも成功させたFw荒野拓馬(コンサドーレ札幌)を投入し、システムを4-4-2に変更。後半に入ってシュートすら打てなかったために、2トップのみでカウンターに持ち込める速攻シフトを取ります。

 そして77分、バイタルエリアでパスを繋ぎ、右からのクロスがこぼれたところを矢島がボレーシュートで枠を捉えるものの、GKの好守に阻まれます。さらに、このシュート3本を打って奮闘していた矢島がこのプレーで脚を攣ってしまい、MF原川と交代に。これにより2トップは崩れ、遠藤アンカーの4-3-3という全方位対応型に変更を余儀なくされました。

 しかし、これで受けにまわったか?83分に韓国の右サイドからの攻撃に対してゴール前に送られたパスを岩波とGKの連携ミスで大ピンチ。ゴールマウスにGKがいない状態でシュートが迫るも、遠藤の必至のブロックでここは防ぎましたが、もはや耐えに耐える試合に徹し過ぎた日本は疲労困憊。

 ついに87分、韓国が右サイドからのクロスをシュートミスし、ボールはぺナルティエリア上空に舞い上がり、落ちたボールの競り合いで大島が目測を誤ったか?タブーとされるボールをエリア内でバウンドさせるばかりか相手に乗り上がって倒してしまうファウルでPKの判定。この日に23歳の誕生日を迎えたチャン・ヒョンスが冷静にPKを沈めて韓国が終盤に値千金の先制点。

 リードされた日本はシュートにも持っていけず。頼みのエースFW鈴木は92分にベンチに下がる始末。最後はCB植田を最前線に上げたパワープレーも十分には効果を発揮できずにそのまま0-1で敗戦。開催国の永遠のライヴァルの前にベスト8で大会を去りました。

 これを勝機を見出せずに完敗した、ととるか、何とかシステムを変えたりして勝機を探る”格上との戦い方”を出来ていた、ととるか?僕は韓国のメンバー構成やホーム・アドバンテージを考えると後者と取りたいのですが、正解はそこになく、答えは今後のシーズン佳境を迎えるJリーグに置いて彼等がどれだけ活躍できるか?特に植田や岩波、大島には上位を争うクラブの主軸としての活躍が期待され、鈴木や中島はJ1でもレギュラーを奪取できるよう各クラブでの彼等の成長を見守りたいですね☆

では最後に個人採点をお楽しみ下さい☆

【選手採点・寸評】

先発出場選手・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

GK牲川歩見 6.0 枠内シュートは多くなかったが、大会を通して成長を見せ、度胸の備わった落ち着きぶり。まだJリーグで出番はないが、ジュビロでベンチ入りは出来るのではないか。
右SB室谷成 5.5 警告も受けながら激しく競り合った前半は奮闘したが、後半は受け身になり過ぎた。
CB岩波拓也 6.5 さすがのカヴァーリングと空中戦の強さで最後の最後まで粘った。
CB植田直通 5.5 空中戦の強さは見せたが、ミスもあり重心を低く取り過ぎたか。
左SB秋野央樹 4.0 相手の右サイドのコンビが強烈だったとは言っても、いくら何でもやられ過ぎ。リードされた後もなぜボールを奪いに行かずにリトリート(戻る)優先なのか理解できない。
MF遠藤航 6.0 様々なポジション・役割に柔軟に対応し、岩波と共に粘り強く守った。
MF大島僚太 5.0 彼の持ち前のポゼッションは生まれず。最後はPKまで献上したが、あそこで競らせる選手ではない。だが、様々なシステムに柔軟に対応できる選手が多い中、彼は迷いが多く見られた。
FW野津田岳人(64分まで出場)5.0 守備への貢献が計算できない選手が攻撃に絡めず。
FW中島翔哉 5.0 サポートがなかったとはいえ、鈴木と2人でフィニッシュまで行く形を見せて欲しかった。
FW矢島慎也(79分まで出場)6.0 最も闘い、勝負に徹していた選手。1人でシュートも3本放って気を吐き、最後は脚を攣って交代したのはその証明で好印象。
FW鈴木武蔵(92分まで出場)5.0 イラク戦に続き不発。正直何もできなかったに近い。背後を突く事でスペースを作ったが、それを活かす選手もいなかったので意味なし。