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オフか?オンか?論争を呼ぶ幕切れのELグループF最終節。インテル対カラバフ

 首位を走るインテルを除く3チーム全てにGL突破の可能性があったグループF。

 そんなインテルは、勝てば2位通過が確定するアゼルバイジャンのカラバフとのアウェイでの対戦となった。

 インテルは既に首位通過を決めているため、主力は帯同させず、若手を中心にした編成で望み、経験値と主力を休ませる作戦であった。

 しかし、モチベーションに違いがあるとはいえ、インテルも自らをアピールしたい若手が生き生きとプレイし、カラバフゴールを脅かす。
 しかし、経験の無さが足を引っ張ってか、得点を奪うまでは至らず、引き分けでも2位突破となるカラバフもリスクを犯さない作戦で、結局前半はスコアレスで折り返しとなった。

 後半、裏で行われていた同組の試合でドニプロが先制に成功し、カラバフは勝たなければ突破は不可能という状況に変化する。
 しかしカラバフはインテルを攻めあぐね、なかなか得点までには至らない。

 その状況に終止符が打たれるかに見えたのが、後半のアディショナルタイムに起こった。

 左サイド深くから中央へと折り返したクロスをクリアしきれず、ニアにこぼれたボールをアルメイダがシュート、ドンコルに当たってコースの変わったボールはゴール内へと転がり、カラバフに歓喜が訪れたかに見えた。

 しかし、線審はオフサイドを宣告、主審がそれを認めた為にゴールとして認められず、試合はそのまま試合終了となった。

 だが、オフサイドを取ったカラバフのジョージ選手は、ゴールの際にはボールには一切関与しておらず、現状でのオフサイドルールに照らし合わせればゴールとして認められるものであった。
 特にこのゴールが認められていた場合、アゼルバイジャンのチーム初のグループステージ突破が決まっていただけに、この大誤審がどのように扱われるのか、非常に興味深い。

 少なくとも、カラバフ側は結果が変わる変わらないにせよ、抗議は絶対にすべきであろう。

 この結果は確かに悲劇ではあるが、これが審判制度改革の最初の一歩になれば、いつかはこれが報われる日も来ると信じたい。