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スペイン代表の黄金時代から考えるサッカー論

 しかし、監督が交代し、「縦への速さ」や「球際の強さ」を求めるだけでサッカーのスタイル自体が変化してしまうのも奇妙な話。前回の項で歴代日本代表監督のチーム作りについて書いて来たのですが、どの歴代日本代表監督もが自身の哲学やコンセプトは持っており、それを注入して来たものの、日本代表としてはどの時代も一貫してパスサッカーの路線には乗っていた、というのも事実。2010年の南アフリカW杯は徹底して守り切ってグループリーグを突破したとはいえ、デンマーク相手にリードを活かしながら追加点を狙いに行けたのは単純なカウンターではなく、しっかりと連動したパスワークも入ったコレクティヴな攻撃であって、それには「パスサッカーによるカウンター」という表現がピッタリとハマると言えます。