ヨーロッパでビッグ4と呼ばれる、イングランドのプレミアリーグ、イタリアのセリエA、スペインのリーガ・エスパニョーラ、ドイツのブンデスリーガから1ランク落ちたところにフランスのリーグ・アン(リーグ1)は存在する。リーグ・アンは、他のトップリーグとは違い、2000年以降で言うとチャンピオンズリーグ準優勝のASモナコが数年後に降格したり、7シーズン連続優勝したリヨンがその後6シーズン優勝できていないなど、非常に順位の読みにくいリーグとなっている。
元々パリ・サンジェルマンはフランスの中ではビッグクラブの位置に存在していたが、カタールの資本が入ったことで裕福なクラブとなり、世界的なビッグクラブになりつつある。
その裕福な資本で獲得した実力者といえば、監督のアンチェロッティを始め、イブラヒモビッチ、パストーレ、マックスウェル、ラベッシ、チアゴ・シウバ、カバーニなどの選手を他のビッグクラブから引き抜き、2シーズン連続でリーグ優勝、チャンピオンズリーグでベスト8となっている。特に、イブラヒモビッチがエースとして得点を量産している。
今季は、すでにダビド・ルイスの獲得を発表。そして、レアル・マドリードのチャンピオンズリーグ優勝に貢献したディマリアの獲得が噂されている。現在の選手で今季のレギュラーを考えてみると、GKシリグ、DFファン・デル・ヴィール、ダビド・ルイス、チアゴ・シウバ、マックスウェル、MFモッタ、キャバイエ、マテュイディ、ラベッシ、カバーニ、イブラヒモビッチとチャンピオンズリーグ優勝を狙えるようなメンバーとなっており、そこにディマリアが入ってくるだろう。
毎年、戦力が大幅にアップしているので、今季もリーグ優勝は間違いないだろう。そして、戦力的にはチャンピオンズリーグ優勝を狙えるが、私はまだチームとしては成熟していないのではないかと考えているので、ベスト4くらいになるだろう。 そして、来年あたりには、更に成熟したパリ・サンジェルマンがビッグイヤーを獲得する光景が見られるかもしれない。